生命・制御分野 動物生理学研究室
動物が誕生してから死に至るまでのさまざまな生命現象に潜(ひそ)む健康に生きるための巧妙で優れた能力を、先端の技術と装置を駆使して個体から細胞・遺伝子レベルまで幅広く追求している。具体的には野生ウシの環境応答、ウシの肉質・乳質と疾患、ブタの被毛量と皮膚色、ウマの血球性状と運動負荷、日本のウマのルーツ探索、ウズラの共生細菌叢やウイルス抵抗性と免疫応答、ウズラの暑さに対する適応能力などの研究を展開している。
KEYWORDS
健康、運動、免疫、環境、遺伝子
潜在能力の追求と健康遺伝子の探索
動物が誕生してから死に至るまでのさまざまな生命現象に潜(ひそ)む健康に生きるための巧妙で優れた能力を、先端の技術と装置を駆使して個体から細胞・遺伝子レベルまで幅広く追究している。具体的には野生ウシの環境応答、ウシの肉質・乳質と疾患、ブタの被毛量と皮膚色、ウマの血液性状と運動負荷、日本のウマのルーツ探索、ウズラの共生細菌叢やウイルス抵抗性と免疫応答、ウズラの暑さに対する適応能力などの研究を展開し、得られた知見を活用することで、動物生産、豊かな人間社会の創出に寄与する。
所属教員
学生の主な研究テーマ
・皮脂腺異常マウスの原因遺伝子探索と疾患モデル樹立
・ニホンウズラBTN2遺伝子周辺の構造解析
・子牛の生体防御機能改善プログラム ~レチノール-βラクトグロブリン複合体の
産生制御による乳中免疫グロブリンの取り込みに関する研究~
・競技場の運動内容及び状態別における赤血球浸透圧脆弱性と血液正常の年間変動
・ウマ赤血球系細胞に発現するアミノ酸輸送体遺伝子SLC 3A2,7A5および7A8のORFの多型解析
・メンヨウ赤血球に発現するグルタチオン関連酵素遺伝子の塩基配列の解析
・成熟ニホンウズラY系における腸内細菌の培養による同定
FREE TALK
研究室の思い出
私が家畜生理学研究室に入って一番印象に残っているのは、友達や先輩・後輩との何気ない時間です。私は部活動に夢中で研究室活動を疎かにしがちだったのに、みんなはいつも温かく話しかけてくれました。私の実験は待ち時間が長かったので、実験の合間にそばにいた人に相談事をしたり、通りかかる人に構ってもらったりすることで、しょっちゅう癒されていました。また、一人ではこなせない作業をするときに周りにいた人にランダムに声をかけていたのですが、みんな快く協力してくれ、その手伝いに慣れた人などは私が作業を始める気配を察して自分から手伝いを申し出てくれることもありました。気分が荒廃しがちな実験や卒論を最後までやり遂げることができたのは、いつも話し相手になってくれた友人たちのおかげだと思っています。また、先生方や院生の先輩方もいろいろなアドバイスをくださったり、頻繁に話しかけてくださいました。卒論製作中は落ち込むことが多かったのですが、自分を心配してくれる人がいると思えただけで前向きな気持ちになれました。生理研は、他の研究室と比べて当番や卒論に関して厳しく大変な印象がありますが、だからこそ室員同士の絆が強いのだと感じます。生理研に入って多くのことを学び、たくさんのいい友達を作りました。みなさん、本当にありがとうございました!
(佐原 紫織)
研究室行事に対する感想・・・
前期納会、後期納会等いろいろ研究室行事がある中、1番印象に残っているのは研修旅行です。生理研では毎年11月の初め頃に行くのが恒例で、収穫祭係であった私からするととてもハードなものでした。そのため、とても印象に残っています。また、今となってはやる時はやる、行く時は行くという感じが生理研らしいと私は思っているので1番研究室らしさのある行事だったと思います。