生物介在療法分野 植物介在療法学研究室
植物の医療・福祉的活用を科学する
園芸療法はすでに18世紀から治療現場で実施されていた。日本では1990年初め、子供・高齢者・心身障害者などに対する療育・福祉・治療の一つとして園芸療法が紹介された。これまで、生産業に偏っていた農園芸が、古くて新しい療法としての評価を得て、今に至っている。当研究室では、これまで培った生産園芸のノウハウを、医療的・福祉的支援を必要とする人たちの「生活の質・命の質」向上に役立てるため、植物そのもののあり方や、園芸のあるべき方法を医療・福祉の両面から、基礎研究と応用研究をおこなう。