生物多様性管理分野 野生動物学研究室
家畜の祖先種であり、生物資源としても貴重な野生動物について、それらの保全に寄与すると共に、生態、行動、遺伝、進化などに関する研究を通じ、人類との理想的な共存の在り方を追究する。
KEYWORDS
動物生態学、動物行動学、保全、DNA、動物進化学
お知らせ
【2023年11月4日(土)14:00-16:00】
野生動物学研究室OBOG会を大学習室で開催します。
ぜひお越しください!
野生動物の多様性から生態的・資源的価値を探る
希少種の保全、外来種の防除、獣害など野生動物をめぐる問題の大部分は社会経済的側面を有している。当研究室の目的は、野生動物がいかに人間生活を豊かにしているかを地球的視野で研究することである。具体的には、野生動物の生息状況の把握とモニタリング、生息環境利用の解明による生息域内での保全・管理、家畜化と新たな動物遺伝資源の探索、飼育下における繁殖や内分泌、行動解析による生息域外での保全や飼育環境の向上等の研究をフィールドおよび実験室で幅広く展開している。
所属教員
【2023年7月4-6日】富士農場で研究室野外実習を行いました。
トラップ調査ではネズミとモグラを捕獲・計測し、ライトセンサスではシカなどを見ることができました。フィールドでの調査は実学主義に共鳴し、非常に貴重な経験になりました。また、BBQなどのイベントを通じて研究室の一体感を高められ、有意義な実習となりました。
シャーマントラップ設置中
アカネズミ
【2023年6月14日・28日】恩曽川で地域の小学生と共に水生生物実習を行いました。
水質調査では水温・透過度・流速などを計り、生物調査では網でカワムツ・オイカワをはじめとした様々な生物を捕獲しました。そして最後に河川清掃を行い、地域の美化に貢献することができました。
小学生からの質問や生物に対しての捉え方からは学ぶことがあり、こちら側も新たな視点と気づきを養うことができました。
佐々木教授による実習の解説
小学生と共にキック法で水中の生物を捕獲していきます。
モクズガニ