園芸機能開発分野 ポストハーベスト学研究室
果物、野菜、花の「アンチエイジング」革命
園芸作物の収穫後の延命、すなわち鮮度を長く保つための諸条件を生理・生化学的観点から解明し、生産者が丹精して育てた果物、野菜、花をとれたての状態、あるいはとれたて時以上の品質で消費者に届けるシステムを開発している。「ポストハーベスト」という言葉から輸入農作物の収穫後に使われる農薬を連想する人は多いが、「ポストハーベスト」は収穫後の農作物の品質を保持するためにおこなわれるすべての措置を指す。農(生産者)と食(消費者)の懸け橋として、ポストハーベストテクノロジー=収穫後技術を開発する意義は、ますます大きくなってきている。