園芸生産分野 果樹園芸学研究室
安全で、おいしい果実の安定生産を科学する
食味の良い果実へのニーズに応えるために、品質向上と結実の安定をめざした研究を展開する。主な研究テーマは、ウンシュウミカンの高品質化栽培技術の開発、ラズベリーなど小果樹類の栽培法に関する研究、植物成長調整剤の利用に関する研究である。研究対象果樹はリンゴ、ナシ、ブドウ、モモ、カキ、カンキツなどの果樹をはじめ、マンゴー、アセロラなどの熱帯果樹も含まれる。また、果樹の繁殖に関する研究もおこなっている。研究の他に、圃場での栽培管理、果実の試食などを通じて、農学のプロ、果樹のプロとしての常識を身につけることにも力を入れている。
所属教員
学生の主な研究テーマ
・ウメ果実の発育と核の硬化に及ぼすオーキシンの影響
・ウンシュウミカンの果実品質に及ぼすアブシジン酸樹体散布の影響
・ニホンナシ‘幸水’の果実品質に及ぼす海洋深層水樹体散布の影響
・ミラクルフルーツの繁殖に関する研究
・マンゴーにおいて貯蔵養分が新梢の生育および出蕾に及ぼす影響
・自家および他家受粉がハイブッシュブルーベリーの果実形質に及ぼす影響
・JM1、JM7、JM8およびM.9vfを台木としたリンゴ‘ニュージョナゴールド’の光合成速度
および樹体生育
FREE TALK
手作り杏仁豆腐が大好評!In 収穫祭
私達果樹園芸学研究室は収穫祭の模擬店で、杏仁豆腐を手作りして販売しました。この杏仁豆腐はビワとアンズの種から作った物で、市販のものとはまたちがった風味があってお客さんには大好評でした。また、スターフルーツの果実やブルーベリー、アロエ、ドラゴンフルーツなどの苗を販売しました。 (3年、タカ)
岩手で研究!!
4年の卒業を飾る卒業論文、僕は岩手でリンゴの台木についての調査を行いました。果樹試験場に3回足を運び、樹の生育と果実品質について調査しました。あの空気とおいしいご飯は忘れません。4年間楽しい大学生活を送れたのは果樹研に入ったおかげです。 (4年、モチ)
圃場の作業について
毎週1回、班に分かれて作業しています。作業内容は、果樹の剪定や植え替え、除草などです。珍しい熱帯フルーツやメジャーな桃、ブルーベリー、ミカンなど様々な種類に出会えます。栽培している果物は食べることもできます。
果樹研の仲間達
最初僕達が果樹研に入った時は不安でいっぱいでした。なぜか志望人数が少なく、確定したメンバーにも、女の子がいないというある種の奇跡がおこってしまいました。しかし、いざ入ってみて、過ごしてみると逆に団結し、とても楽しく過ごしています。これからあと1年ですが、皆で全力で楽しみたいと思います。 (3年K. T.)
研究室
「今日は何をやろうか?」研究するだけが研究室ではありません!!気の合う仲間と旅行やツーリングの計画をしたり、テスト前には即席の勉強室にもなります。何か知りたかったり、困ったことがあれば先輩や先生に尋ねればスグに解決!!みんなで休んだり、ごはんを食べて笑いあっているところです。もちろん、卒業研究は自分で育てた植物を自分で研究を進めることができ、大学の最大の勉強になるでしょう。大学の拠点として楽しく過ごしています。 (M1 さとやん)