東京農業大学

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開発途上国の発展と地球規模の保全を担うパイオニア

農業農村開発分野 農村開発協力研究室

農村の英知に学んだ開発協力を考える

 【農業開発政策コース】農村の社会慣行と経済・社会開発、資源管理、農民組織化、農業の技術移転・普及、周辺化されてきた人々(女性・高齢者・「障害者」など)と農村開発について、とくに農業・農村開発における村落共同体・農村諸組織・人的ネットワークなどの役割に注目して研究を進めている。
 【地域農業開発コース】東南アジアや中南米における農業の特質および地域に根ざした農業開発のあり方について研究を行っている。その際、地域農業の特性およびその基礎にある農業経営の構造と特徴を把握し、農業開発の方向性の提示に繋げていく。

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所属教員

農業開発政策コース

山田 隆一 教授

研究テーマ
アジアの貧困農村地域における農業経営問題の解明

研究実績 | 担当授業科目

杉原 たまえ 教授

研究テーマ
農村開発と慣習

研究実績 | 担当授業科目

飯森 文平 助教

研究テーマ
太平洋島嶼地における生活維持システムの実態

研究実績 | 担当授業科目

地域農業開発コース

三簾 久夫 准教授

研究テーマ
オセアニア島生計維持システムに関する研究

研究実績 | 担当授業科目 | メディア情報

学生の主な研究テーマ

・ 途上国農村への母子健康手帳導入による妊産婦死亡率低減の可能性
・ フィリピンの棚田保全活動と農村経済
・ インドネシアにおける農村儀礼と女性の役割
・ サモア独立国における児童労働問題―児童による路上での物売り-
・ 地域活性化における交通サービスの役割
・ 紛争後復興支援における農業の役割
・ 教育の重要性と経済発展に及ぼす影響

FREE TALK

サモア農村調査

2年前の春から、サモア独立国へ農村調査のために通っています。2度目の訪問の際にはサヴァイイ島の農村で、1ヶ月ほどの非常に短い期間ながらホームステイをする機会に恵まれ、家族や村落の構造についての調査を行いました。農村部では現在もサモア独自の生活様式が保持されており、家長(マタイ)を中心とした大家族(アインガ)を生活単位とし、人びとは大家族の中で自らの役割を果たすことで互いに助け合いながら生活をしています。毎日の食事も、タロイモなど主食の多くが自給によってまかなわれており、国連によって後発開発途上国(LDC)と認定されているサモア農村の生活は必ずしも「貧しい」ものではなく、ある意味では「豊かさ」を感じるものでした。しかし、一方で食糧の輸入品への依存や伝統的な交換儀礼に必要な財が現金に置き換わるケースが増えるなど、農村生活においても現金需要が高まっています。その為に、農村の大家族からも多くの人が海外へ移住し母国への送金を行っています。今後は既に貨幣経済が深く浸透する中で農村社会の実態を把握する為に調査を続け、現地に即した農村開発について考えていくことが課題です。
(後期博士課程1年 飯森 文平)

研究室で卒業論文を書いて

研究室に入ったのは、自分が納得できるような卒業論文を書くためでした。何よりも魅力的なのは、先生がとても身近にいることです。少人数ということもあり、大変丁寧に指導していただくことができました。「これだけ指導してもらっているのだから、きちんとしたものを出さないと」とプレッシャーでもありましたが…。
先輩の存在も大きいと思います。研究室に行くといつも隣の席でノートパソコンに向かっている先輩の姿がありました。卒論を書き上げるためには、モチベーションを維持することが大切ですので、そういう姿を見ると、よい刺激になります。また、同じテーマを持って勉強できる仲間がいたことも大きな助けとなりました。先生に教えていただくことも勉強になりますが、わからない者同士一緒に悩んで考える時間は、とても楽しい時間でした。そういう時間が自分独自の考えを持つことにもつながりました。
卒論に力を入れるなら、ぜひ研究室に所属することをおすすめします。
(4年 沼尻富成)

岩手県久慈市旧山形村プロジェクトと収穫祭

農業開発政策研究室では昨年から3カ年プロジェクトとして岩手県久慈市旧山形村の山村再生プロジェクトに参加しています。
このプロジェクトで農業開発政策研究室では山形村の日本短角牛と雑穀を取り上げ、歴史や飼育・栽培方法、販売方法などの研究を行っています。宿泊する場所は趣のある藁ぶきの家で、囲炉裏を使いながら自炊をしていました。農家へ直接インタビュー調査を行うなど、初体験の事ばかりで、緊張しながらの調査でしたが、現地で話を聞くことで問題点などをより詳しく理解する事ができました。
また、大学の収穫祭で文展発表として調査内容を発表しました。会場は実物大の短角牛の模型を飾るなどし、当日は700名以上の来客者で賑わいました。
収穫祭では、研究室を卒業されたOB・OGの方も展示を見に来られます。久しぶりに再会する先輩方との会話も盛り上がります。
(3年 山北淳一)

昼食会について

私たち政策研は、週に一度先生と室員、みんなで集まって昼ご飯を食べる昼食会というものを行っています。昼食会は、他愛もない雑談から連絡事項、そして先生方の貴重なお話や知識などを聞くことができ、先生と室員が身近になって過ごせる、楽しくためになる時間です。ときには、故郷がある地方に帰った人や海外に行った人から全国各地、さらには世界各地のお土産をいただきながら、それぞれが休暇の間に経験した実習や旅行などの話を報告したり、聞いたりします。また、海外のお土産の中には、普段なかなかお目にかかる機会のない珍しい物があり、驚くこともあります。昼食会での先生のお話は普段の授業では聞けないような、先生方の海外での体験談やこぼれ話などさまざまで、本当におもしろく自分の知識や視野を広げることができます。
私は今年の夏から姉妹校長期交換留学でタンザニアに行きます。このときに経験したことを、日本に帰ってきてからぜひ昼食会で色々と話ができたらいいなと思います。
(政策研2年 元満佑美)

農業を学ぶために日本の大学への進学を決意したけれど、その行き先は曖昧でした。農業は、地域によって栽培できる作物や栽培方法などが異なるのを知って、一つの地域に限らず国際的観点から農業を学ぶことに決めました。しかしこうした私の希望を満たしてくれる教育機関は日本ではまだ数が少ないです。様々な情報を集めているうちに浮かんできたのが東京農業大学でした。110年以上の歴史をもち、国際的ネットワークにも優れた農大は、私に最も適した大学だと選びました。
知識を更に深めるために、現在、農業開発政策研究室に属しています。研修旅行や自主ゼミなど研究室の様々な活動を通して、農業に関する知識だけでなく、物事を幅広く見ることができるようになりました。室員との交流や協力によって、農大生活も楽しく送ることができています。
将来私は、母国のインドネシアをはじめ様々な国の農業や食料問題の解決に貢献できる人物なりたいと思い、起業家を目指しています。その希望が実現できるよう、今はできるだけに知識や経験を獲得し、また人脈作りなどをしたいと思っています。

研究室GALLERY

Course Navigator

学部紹介

農学部

植物や動物の生命に関する知識・技術について、基礎レベルから応用レベルまでを科学し、その成果を農学の発展につなげていくことをめざしています。

農学部

農学科

日本の農業は、技術が高度化する一方で、やや経済効率に偏重してきた一面があります。それらを見直し、安全・安心で高品質な生産物を、安定的かつ環境に配慮した方法で供給する…。農学科では、そのような新しいスタイルの農業をめざした、次世代の農学を展開しています。

畜産学科

畜産学は、幅広く動物の科学を追究することで、私たちの食の安心・安全を支えている学問です。より美味しく、より安全な食料生産のために、遺伝子などのミクロの視点から可能性を追究したり、畜産物の流通システムをはじめとするマクロの視点から、国際的な経済政策や環境問題まで考察の幅を広げていきます。

バイオセラピー学科

動物や植物の存在は、私たちの生存の基盤であるだけでなく、生活に潤いや、やすらぎを与えています。環境・医療・福祉などの場においても動植物の恩恵を受ける機会が増えています。このような人と生き物のかかわりを多面的に研究し、より良い共生社会と、生き物の新たな活用方法の構築をめざしています。

応用生物科学部

農学の知識と知恵を食品・発酵・健康・環境・エネルギー分野に広く応用し、国際的視野に立って実社会での活躍をめざす意欲の高い人の入学を求めています。

応用生物科学部

生物応用化学科

生物応用化学科では、生物現象の解明や環境問題の解決に化学的視点から取り組み、未来につながる持続可能な社会システムや、より豊かな生活の実現をめざしています。そのため、現代の高度に細分化された生物・化学の専門知識を横断的に学び、生命活動に関わる化学反応を深く理解することで、それを制御・応用する技術を構築する能力を養います。

醸造科学科

酒や味噌、醤油、酢などの伝統的な発酵食品は、微生物がもつ発酵の力を利用してつくられています。さらに近年、この微生物の機能は環境の浄化やエネルギー開発の世界でも広く応用されようとしています。小さな微生物が、人々を大きな未来に導いているのです。

食品安全健康学科

食の流通のグローバル化によって、市場には新たな食材や加工食品があふれ、人々は豊かな食文化を楽しむ一方で、在来・外来の食材が食の安全を脅かす危険から自分たちを守る必要が生じています。こうした「食の安全・安心」をはじめ「食の機能と健康」を科学的に解明する研究拠点に、社会の期待が高まっています。

栄養科学科

「管理栄養士」は傷病者の療養や、乳幼児をはじめ高齢者、スポーツ選手など、様々な人々の健康づくりのため、高度な専門的知識及び技術を要する栄養の指導および、学校や病院、事業所などの給食管理をおこないます。「管理栄養士」によるヒューマンサービスが今最も求められています。

生命科学部

生命を調節する分子をデザインし、最小の生命である微生物の新機能を創製、植物育種や動物個体発生・脳機能といった高次生命機能解明まで、ミクロからマクロまでを統合的に捉える教育研究を行います。

生命科学部

バイオサイエンス学科

遺伝子は生命の設計図。最先端のバイオ技術を駆使して、遺伝子の働きを解き明かし、遺伝子の力を最大限に引き出すことで、人類が抱えている食料、健康、環境保全の諸問題の解決をめざします。ボーダーレスの時代である今こそ、農学の枠を超えて、医学、薬学、工学に至る応用にチャレンジする。これがバイオサイエンスです。

分子生命化学科

生物圏のあらゆる“生命”現象には、原子・分子が関わっています。この原子・分子の働きを化学的な視点で解明していくことで、これからの生命科学の可能性をより広めていくことをめざしています。精密有機合成、天然物化学を中心に、高分子化学、分析化学を基盤とした教育・研究を通じて医薬・農薬・動物薬およびバイオプラスチックの開発への道を拓きます。

分子微生物学科

微生物は我々の目に見えないミクロの世界で活動し、動・植物の健康や地球環境の維持に多大な影響をおよぼしています。しかし人類がこれまでに発見できた微生物はその総数のほんの数%と言われています。本学科は微生物が関与する未知の生命現象を生命科学の力で解明する「微生物学」のエキスパートを育成します。

地域環境科学部

生物に対する深い理解を学びの基礎におき、自然と人間が調和する地域環境と生物資源を保全し、それを利用しながら管理していくための科学技術の確立をめざしている学部です。

地域環境科学部

森林総合科学科

古くから人間は森林と密接な関係を保ってきた一方で、近代以降には乱開発による森林破壊が社会問題にもなっています。森林が人類に与えてきた恵みの大きさ は計り知れません。解決すべき地球規模の環境問題が残るいまこそ、人と森林が共生できる社会を早急に実現する必要があるのです。

生産環境工学科

環境にやさしい農業生産技術を発展させるには、工学的な視野からのアプローチも重要です。ロボットなど機械工学を用いた生産支援や、土木工学を応用した用水や排水技術の開発など、ロスがなく環境保全にも幅広く対応できるエコ・テクノロジーの開発が強く求められています。

造園科学科

ベランダの草花、公園や緑地、都市や農村から地球環境まで。私たちをとりまく、人と自然がつくるさまざまなシーンのすべてが造園学のフィールドです。快適で美しい環境を創成するための専門知識や技術の一つ一つが、地域に貢献する力となります。

地域創成科学科

里山などの“地域”の伝統的な文化や知恵に最新の技術を融合させ、持続可能な土地利用の構築、地域づくりの実現に貢献することをテーマとします。地域が抱える問題を総合的にとらえ、生物多様性や生態系に配慮した実学型教育を通じて、地域づくりの担い手やリーダーになりうる人材の育成をめざしています。

国際食料情報学部

「日本と世界の食料・農業・農村問題の解決に向けて、国際的情報網の活用のもと総合的・実践的に挑戦する」をモットーとしている学部です。

国際食料情報学部

国際農業開発学科

国と国との間に大きな経済格差がある現代。開発途上国の発展を農業の開発を通じて支援し、環境に配慮した持続性のある生産によって地球規模の環境保全を視野に入れた、現代に適応した国際協力の先駆的な人材への期待が高まっています。

食料環境経済学科

私たちの毎日の食料は、農林水産業で生産・収穫されたものが、卸売市場や食品工業を経由し、さらには外食産業や食品小売業を介して消費者にわたっています。この食料の流れのシステムを国際的な経済の視点から研究することで、これらに関連する諸問題の解決策を追究します。

国際バイオビジネス学科

食料に関わるビジネスの現場で活躍するには、国内外の食料生産や加工・流通システムを理解し、世界各地の食料の生産と供給の状況、国際市場における流通の現状を常に把握したうえで、それらの情報を分析し活用できる臨機応変で柔軟な総合力が求められます。

国際食農科学科

「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことで、世界からも脚光を浴びている日本の食文化。食文化を支えている日本の農業にも、注目が集まっています。国際食農科学科は、日本の「食」と「農」を継承し、世界に発信していく新領域です。実験や実習、現地でのフィールドワークを中心にした実践的な学びで、生産科学、食品科学、人文・社会科学の領域から総合的にアプローチします。

生物産業学部

各段階を連動した一つの流れとしてとらえながら、産業がより社会に貢献するための道を自然科学の視点から探究し、また社会経済的な視点から改善することをめざしていく学問です。

生物産業学部

生物生産学科

北海道北東部、オホーツク地域は、日本屈指とも言える大規模な畑作や畜産が営まれています。また、世界自然遺産の知床をはじめとする豊かな自然環境に恵まれ、エゾシカやオオワシといった野生動物が数多く生息するなど、生物生産と環境に関するあらゆる研究のための資源がそろっています。

アクアバイオ学科

目前に広がるオホーツク海や、網走湖、能取湖をはじめとする沿岸の汽水域、湖沼・河川には、ここでしか見ることのできない希少生物も数多く生息しています。 「環オホーツク地域」には、水圏のサイエンスを学ぶ者にとって魅力的な研究テーマと、それを実践・検証できる場があふれています。

食品香粧学科

食品や香粧品は、私たちの生活を支え、豊かにしてくれる大切な存在。その多くは「生物資源」という共通の素材から作られています。この生物資源の特性や、人体への効果を探求し、その機能性を活用した製品を開発することで、私たちの生活を質の高い、充実したものへと進化させてゆくことが、食品香粧学科の目標です。

地域産業経営学科

今日の日本において、都市部が発展し続ける一方で、地域社会は過疎化などの様々な課題に直面しています。しかし、地域社会にはまだ眠っている資源があるのではないでしょうか。その可能性を見出し、都市とは異なるアプローチでの社会発展を探究すべく、オホーツク地域の様々な産業と連携した学びを展開しています。

教職課程

教育職員免許法にもとづく中学校および高等学校の普通免許状取得のためのコースで、短期大学部を除く学部の学生は本課程の教職科目履修により、一種免許状を取得することができます。

教職課程

教育職員免許法にもとづく中学校および高等学校の普通免許状取得のためのコースで、短期大学部を除く学部の学生は本課程の教職科目履修により、一種免許状を取得することができます。各学科で取得可能な免許状の種類は表の通りです。本課程を履修する学生は所属学科の専門教育を受けながら定められた単位を取得することにより、卒業時に教育職員免許状が授与されます。卒業までに受講する科目が多くなり、また夕方からの講義や学外での実習も多く、卒業までの負担は他の学生よりは大きくなりますが、その分充実した学生生活となることでしょう。
本課程修了者の多くが全国各地の中学校・高等学校、その他の教育機関で教員として活躍しています。平成26年度は256人(515件の免許状)を取得しました(大学院修了者の専修免許状を含む)。教員採用試験合格は難関ですが、例年100名弱(卒業生を含む)の本学出身者が教育職に就いています。

学術情報課程

公共機関としての博物館、科学館、児童館、公共図書館及び企業の情報部、研究開発部門等において科学技術に関する情報の調査、収集、整理、保管、検索、提供(展示を含む)等にあたる技術者となる基礎を修得させ、自然科学系司書・学芸員を養成することを目的としています。

学術情報課程

本課程は、公共機関としての博物館、科学館、児童館、公共図書館及び企業の情報部、研究開発部門等において科学技術に関する情報の調査、収集、整理、保管、検索、提供(展示を含む)等にあたる技術者となる基礎(コンピュータを利用した情報利用教育を含む)を修得させ、自然科学系司書・学芸員を養成することを目的としています。
情報化時代といわれる今日、これらの技術を担う人材の養成は、文科系の大学において図書館司書あるいは博物館学芸員養成のためのコースで従来から行われてきました。しかし、理科系の大学においてはほとんど行われていません。その結果、企業や公共機関において科学技術情報を取り扱う人材の確保に困難を生じています。
本課程は、社会のこの要求に答えるために開設され、学部では司書、学芸員の資格が、短期大学部では司書の資格が与えられます。
学芸員は、博物館法によって登録または相当施設に指定された博物館等において業務を担当する専門教員であり、博物館には学芸員をおくことが法律で義務づけられています。
司書は、図書館法によって定められた「図書館」は図書、記録その他必要な資料を収集、整理、保存して利用に供し、教養、調査研究等に資することを目的とする施設です。法律による図書館には司書の有資格者を置くことが義務づけられています。
それぞれの有資格者の就職先としては、近年多くなっている前述の博物館、社会教育施設、展示企業などがあり、また図書館は勿論のこと官公庁及び企業の研究開発部門、資料室などに進出が顕著になっています。

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