生産科学分野 畜産物利用学研究室
畜産食品の未来を科学する
乳・肉・卵中に含まれる各種成分の化学的、物理的特質ならびに栄養・生理的機能特性を品種、個体、分子レベルで研究している。また、先進的な食品加工技術である超高圧処理を用いた新しい畜産食品の研究開発、未利用状態にある畜産副産物(内臓、骨、皮など)を食料資源として活用する研究をおこなっている。研究成果は食品の機能性や保存性の向上、製品加工工程の改善および新しい加工法の開発に利用されている。
所属教員
FREE TALK
充実した卒業研究
人間は昔から火(熱)を使って食品を加工・調理してきました。殺菌するにも、ゆで卵を作るにも全て熱を利用してきました。しかし、熱が加わることにより食品の新鮮さや栄養分が損なわれるなどの欠点もあります。近年、食品に自然界にないような超高圧処理(2,100気圧以上・・・マリアナ海溝の最深部で得られる圧力は1,100気圧程度)を行うと、加熱とは異なるメカニズムで食品の特性や物性に変化が起こるため、新しい食品の処理方法として注目されています。
私はこれまでにない食肉加工品の開発を目指し、超高圧処理により肉のタンパク質がどのような影響を受けるかを研究しました。研究を通して、私たちが普段口にしている食品が、どのような構造をしていてどういった性質があるのかという知識が身に付き、さらに深く知りたいという興味を持つようになりました。私にとって研究室での2年間は、厳しいながらも楽しい充実した最高の時間で大満足です。
(4年生 かめライオン)
収穫祭では伝統の手作りハム・ベーコンが大人気!!
秋の収穫祭には、手作りのハムとベーコンを販売する模擬店を出します。
開店前から長蛇の列ができるほどの大人気で、毎年約1,000個!!のハム、ベーコンがあっと言う間に完売。研究室に代々受け継がれる伝統ある模擬店です。仲間達と力を合わせて二ヶ月前から準備をし、肉の購入から製造、販売まで100%自分達で行います。研究室の専門は畜産物の利用ですので、食品加工の大切さと大変さも実感でき、良い経験になります。自分達で作った製品が「美味しい」と喜んでもらえる充実感と達成感はサイコーです。
(3年生 FC東京)
秋には研修旅行☆
毎年研究室総出で研修旅行に行きます。今年は一泊で千葉に行きました。より畜産物利用学に興味を持つため、低脂肪なダチョウの肉や卵を実際に食べてみたりします。ダチョウのソーセージの味は私の想像をはるかに超えた味・・・でした。でもダチョウのお刺身や焼肉はとても美味しかったですよ~!
夜は宴会で盛り上がり、より親睦を深めました♪ (3年生 風鈴夏子)