地域デザイン学研究室 茂木もも子助教
地域デザイン学研究室 茂木 もも子 助教
研究テーマ:農山村地域と都市地域の交流構造
主な授業担当科目:環境教育学、地域環境政策学、農村・都市交流論
どのような研究を行っていますか
日本の国土の約7割を占める森林を対象に研究しています。その中で、森林の人による利用について、経済学や経営学の枠組みを用いて分析を行っています。森林から伐採された木材が社会でどのように活用されるのか、また生産する側から利用する側の間(流通)でどの様な隔たりがあり、それが如何なる影響を及ぼすのかについて研究しています。
研究の魅力をひと言で教えて下さい
自然とともに生きるために、人はどのような社会を形成するのか考える点は最大の魅力です。
ご自身は、どんな高校生でしたか
活発で積極的な高校生だったと思います。バスケットボール部に所属し活動していました。
そのような高校生が、大学や学部、学科を選んだ一番の決め手は何でしたか
高校生のころに「土壌」に着眼する機会がありました。土壌は生態系の基盤であり、とてもミステリアスな存在です。土壌のことをもっと学びたいと思ったことは、大学進学の強いモチベーションになりました。
大学生活で最も印象に残っている出来事や思い出を教えて下さい
学士と修士の間で発生した東日本大震災です。「メメントモリ」という言葉を意識し、人生を通じて、どんなことを表現したいか強く考える機会となりました。東日本大震災は、それまで自然科学を学んでいた自分にとって、社会科学にも目を向けるきっかけにもなりました。私たちはこの豊かな自然のなかで、どのように暮らしていくのか。私の大きなターニングポイントです。
これから大学を選ぶ受験生のみなさんに、エールをお願いします
今日の常識を疑い、今日の常識が明日の常識とは限らないと思っています。誰かが言っていたからではなく、自分で考えたことに挑戦する気持ちで、色々なことを自ら選択してほしいなと思います。