東京農業大学

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開発途上国の発展と地球規模の保全を担うパイオニア

農業環境科学研究室

Laboratory of Agricultural Environmental Science

農業環境科学研究室では、農業をはじめとする人間活動が 水質・土壌・生態系に及ぼす影響を明らかにし、 環境負荷の少ない持続可能な食料生産システムの構築を目的としています。

マングローブ生態系

Mangrove ecosystems

私たちは、最新の分析機器を使用して、栄養動態を解析することなどを通じ、マングローブの熱帯・亜熱帯水域の一時生産性に果たす役割や、バイオフィルター機能に関する研究などを行なっています。おもな調査地は、沖縄島、宮古島、石垣島、西表島です。

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西表島のマングローブ群落

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西表島でのマングローブ調査

森林の機能と海洋生産性への貢献

森林生態系の保全は、海洋生態系の保全や生産性の向上につながります

世界人口100億人突破!?
農地をこれ以上増やすのは無理
どのように食料を確保する?
海も魚介・海藻など多様な食料を生産する!
近い未来、海産物は今以上に人類にとって重要な食料となるでしょう。私たちは食料問題解決への新たな科学的アプローチとして、森と海に関する研究を行っています。

森林生態系

Forest ecosystems

科学的根拠に基づき温暖化の影響を和らげる森林の管理方法を提案しています。

現地調査(世界遺産白神山地のブナ林)

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ブナ林の生育域への温暖化影響予測

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現地検討会(世界遺産候補地の奄美大島)

サンゴ礁生態系

Coral ecosystems

サンゴの島(宮古島や与論島)において、海域に流出する窒素量を低減させるための農業モデルを提唱してきています。また、1970年代以降の化学肥料由来成分のサンゴ骨格中への蓄積量の変化を分析・研究しています。

農業生態系

Agricultural ecosystems

環境に優しい畜産モデルとは何か研究しています。

環境汚染

家畜ふん尿中には高濃度に窒素が含まれており、これが環境へ負荷されることで環境汚染を引き起こします。当研究室では、環境保全型の畜産モデルについて研究しています。

食生活の変化

タンパク質(窒素)で見た、日本人の食生活は大豆中心の食生活から→魚→肉食中心へと移り変わってきました。日本のみならず世界中で同様の変化がおこっています。

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ベトナムでの農家への聞き取り調査

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ハノイ近郊の水質調査も行いました

環境教育

Environmental education

私たちは食品ロスの現状を子供たちに知ってもらうことで、食べ残しが減るか調査しています。

食育で食品ロスを減らそう!

我が国では、毎年2800万トン(2012年)もの食品廃棄物が生まれ、このうちの642万トンは食品ロス(食べ残しなどのまだ食べられる部分)です。これは世界全体の食糧援助量約400万トン(2011年)をはるかに超える値です。
出典:農林水産省、WFP

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