東京農業大学

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食を通じてより良い社会を実現する「食のディレクター」を育成

山村再生プロジェクト

実学主義を実践する学科独自のプロジェクト

 「山村再生プロジェクト」は、2008年から本学科が取り組んでいる独自の教育プログラムです。

 学生の “自主的な” 参加・活動によって運営される過疎地活性化プロジェクトを、学生・町行政・地域住民の協働によって展開しています。

 フィールドとなっている長野県小県郡長和町は、標高が高く周囲を山に囲まれた地域です。学生は毎週の勉強会に加え、フィールドである長和町では毎月1回、2泊3日の実習を実施しています。

 実習に当たっては、学生の立てた年間計画に沿って町の役場職員、現地指導員の方々から、財政的支援のみならず、指導の依頼・調整から実習に必要な資材の手配まで、さまざまな支援を受けています。

 これまで築いてきた良い関係を大切にし、「東京農業大学の学生が来てくれて良かった」と思ってもらえるような地域活性化に貢献する活動を、これからもめざしていきます。

これまでの主な活動実績

 農業体験  エゴマ栽培、キヌア等機能性作物栽培
 環境保全体験  植林、枝打ち、炭焼き
 特産品開発  機能性雑穀の栽培と商品化、「長和町かるた」の製作
 地域交流  ふるさとCMの作製

 

近年重点的に取り組んでいる活動
 遊休荒廃農地の再生 和紙原料コウの栽培
 特産品の開発 「長和のトマト」の製造販売、マーケティング
 地域再生プランニング 観光資源の発掘、観光パンフレット作成等
 都市・農村交流 長和町の情報発信、収穫祭や世田谷区での特産品販売等
 伝統文化・歴史資源活用 お祭りへの参加、食文化体験、和紙すき体験等

 

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芹沢圃場での作業(楮(こうぞ)などの栽培)

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池ノ平圃場での作業(エゴマなど機能性雑穀の栽培)

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松尾大社例大祭に参加し大根踊りを披露する農大生

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ワークショップでのプレゼンテーション

 

 新型コロナウイルス感染拡大により現地実習が難しくなった期間でも、学生自ら「町の外から、町のために」の方針を決めて、都市・農村交流の促進のために、世田谷区内での特産品販売活動やSNSを利用した情報発信活動につとめています。また、毎週の勉強会でも、オンラインでの交流を展開しています。

 上記の活動を通じて学生・地域住民・行政による協働で地域再生・活性化を担う人材育成をめざします。

 

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