東京農業大学

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食を通じてより良い社会を実現する「食のディレクター」を育成

フードシステム研究室で「たむらのエゴマ油」を調査しました

2026年4月21日

フードシステム研究室では、毎年「学生が主役」。
先生のアドバイスを受けながら、自分たちで研究テーマを考え、調査し、収穫祭や学会での発表までやりきります。

生産・加工・流通・消費までをひとつの流れとして捉える「フードシステム」という考え方をベースに、身近だけど奥が深い食の問題に挑戦します。

■2026年度のテーマは「地域ブランド」
今年のテーマは「地域ブランド」。
そのスタートとして、3月23日・24日に福島県田村市へフィールドワークに行ってきました。

郡山駅から車で約30分。
自然豊かな中山間地域にある田村市は、「健康長寿のまち」を掲げて地域づくりを進めています。

そこで注目されているのが「たむらのエゴマ油」です。

■十年長生きする可能性のスーパーフード
エゴマはシソの仲間で、体に良い油(α-リノレン酸)を多く含むことで知られています。
東北では「食べると10年長生きする」と言われ、「じゅうねん」とも呼ばれています。

このエゴマを使った「たむらのエゴマ油」は、2023年に地理的表示(GI)として登録され、国のお墨付きを得た地域ブランドです。

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直売所での調査

■きっかけは「一人の行動」
実はこの取り組み、最初はたった一人の行動から始まりました。

1997年、村上周平さんが韓国で見た「エゴマを育てて油にする文化」に感動。
「これ、地元でもできるのでは?」と考え、翌年には搾油機を導入。

そこから少しずつ広がり、今では地域全体の取り組みに。

⇒「一人の気づき」が地域ブランドになる
このリアルなストーリーも、今回の大きな学びでした。

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エゴマの搾油実習

■現地で見たリアルな食の現場
現地では、生産者の方から直接お話を伺いました。
・農薬を使わないため、炎天下での草取り
・収穫は機械ではなく、鎌で手作業
・それでも続ける理由は「地元への誇り」

教科書では分からない現場のリアルがそこにありました。

さらに搾りたてのエゴマ油や、「さいもち」(豆腐×エゴマ)なども試食!
現地のみなさんが心を込めて作ってくださいました!

⇒「研究」だけでなく、「体験」できるのもこの研究室の魅力です。

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エゴマ料理の実食

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エゴマの「フルコース」

■これからどんな研究をするのか?

今年はこの経験をもとに、
・生産者
・加工業者
・行政
・消費者

といったさまざまな立場の関係を整理しながら、「地域ブランドはどうすれば生まれ、続いていくのか?」を考えていきます。

GI(地理的表示)や地域団体商標といった制度だけでなく、現場の工夫や人のつながりにも注目します。

■こんな人におすすめ!
・みんなが喜ぶ食品を開発してみたい
・地域や観光に興味がある
・フィールドワークに行ってみたい
・「机の上だけじゃない学び」をしたい

そんな人には、きっと楽しい研究室です。

■最後に

「食べる」は毎日のこと。
でも、その裏側を知ると、世界の見え方が変わります。
少しでも興味がある方はぜひ参加してみてください!
室員一同心よりお待ちしております!

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