水産業界のリーディングカンパニーである東洋冷蔵株式会社で『食品企業研修』を実施
2019年11月25日
1.研究室・ゼミにおける研修:国際農業・貿易研究室の『食品企業研修』
食料環境経済学科の研究室やゼミでは、それぞれの専門に関連する調査、視察、研修を行っています。
国際農業・貿易研究室の野口ゼミでは、毎年食品企業研修を実施しています。フードシステムを構成する食品企業の現場を体験することにより、普段大学の講義で学んでいる食品企業の経営戦略・事業戦略、マーケティングなどについて理解を深めることを目的としています。また、食品企業への研修は、就職活動のインターシップや自身のキャリアデザインと向き合うことにも繋がります。
2.研修前の事前学習
研修前にはゼミで、事前学習としてフードシステム、食品企業の企業行動や食品マーケティングの基礎、研修企業の概要や、その企業を取り巻く外部環境や産業全体の動向を学んでから研修に臨みます。
3.東洋冷蔵株式会社での研修
今回、2019年10月に東洋冷蔵株式会社で研修をさせて頂きました。東洋冷蔵株式会社は、三菱商事グループ内の「水産」事業を運営する会社で、国内外での水産物の調達、養殖から商品開発、加工、販売に至るまで一貫した事業を行っています。マグロ、エビ、サーモンの取扱いは業界トップクラスであり、日本の代表的な水産物カンパニーです。
東洋冷蔵株式会社HP:http://www.toyoreizo.com/
研修では、水産業界の動向や外部環境、会社の組織や事業概要をご講義頂いた後に、商品提案についてグループワークを行いました。
水産業界及び会社の組織や事業に関する講義風景
利益を最大化するために、原価、売価、製造量を踏まえた商品提案についてグループごとに議論し、その結果に対して社員の方々からフィードバックのご意見、ご解説を頂きました。日頃、学生が大学で学んでいる食品マーケティングの製品戦略と価格戦略の視点から、商品提案を実際に経験させて頂く貴重な機会になったと思います。
寿司の商品提案についてのグループワーク風景
また、座談会形式のグループティスカッションでは、実際に現場で働く社員の方々に水産業界や企業の話から就職活動に至るまで、多様なテーマについてお話しを伺うことができました。
座談会形式のグループディスカッション
東洋冷蔵株式会社の皆さまには大変お世話になりました。貴重な経験をさせて頂きまして本当にありがとうございました。