水産資源分野 水産資源管理学研究室
多様な生態系を考慮に入れた資源管理を目指して
人間活動と野生動物が直接絡み合う産業である水産業において、いかに人間社会・自然環境、両方にとって利益が高く且つ持続的に継続させていくかを明らかにすることは急務である。その中で、海洋の高次捕食者である海生哺乳類の生理や生態を明らかにすることは重要な意味を持つ。更に、限られた情報の中で大きな不確実性を含んだ水産対象種を、その不確実性を内包した形での管理方策を行うことが重要となり、その方策の評価には数理的手法が必須となる。当研究室ではそのような多くの問題を考慮した上で資源管理における課題とその解決方法を明確にしていく。
所属教員
学生の主な研究テーマ
・発信機装着によるゴマフアザラシ(Phoca largha)の行動解析
・厚岸・大黒島におけるゼニガタアザラシ(Phoca vitulina stejnegeri)の上陸パターンの解明
FREE TALK
研究室旅行は、今まであまり関わらなかった人達と交流できるとても良い機会でした。この旅行から徐々に仲が良くなっていき、卒業間近には別れるのがとても辛いと感じるまでになりました。これがあったから、卒業論文作成中も励ましあったりすることが出来たんだと思います。
卒業論文は、やはりきつかったです。今までの大学生活とはまったく違う状況に追い込まれて正直何回か投げだそうとも考えたくらいです。でも、その代わりに最後までやり遂げた時の達成感はとても大きかったです。やり遂げられたのも、うちの研究室の仲間や先生がとても良い人達で私が何度か諦めそうになったときに助けてくれたおかげだと思っています。アクアには他にも研究室がありますが自分は卒業論文作成を共に苦しんだこの仲間たちがいる研究室に入れて本当に良かったと思っています。
(小棚木創)
私が学生生活で一番印象に残っている事はマグロの調査で北海道の松前町に行った事です。調査は2ヶ月近く泊り込みで行い、そこで水揚げされるマグロの体長・体重などを測る調査でした。そこでは大きいものですと2m以上のマグロを間近に見ることもでき、さらにマグロの箱詰め作業も体験できました。そこでは漁協の方々ともいろいろなお話が出来、私にとって貴重な経験で、有意義な時間になりました。
(鈴木裕武)