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動物の特性と生命現象の探求

子供から大人まで楽しみながら学べる動物園作り

石井 淳子 さん

東京農業大学 農学部 畜産学科 平成173月卒業/東京動物園協会 多摩動物公園勤務

展示を通じて来園者に鳥のことを知ってもらいたい

東京動物園協会多摩動物公園では現在希少鳥類の飼育、繁殖、保全、展示を行う部署で、飼育係をしています。主に給餌や清掃だけでなく、繁殖のための計画を立てたり、担当している鳥を来園者に知ってもらうためにお話をしたりもします。時には人工育雛と言って、鳥の親代わりとなり、雛を育てることもあります。展示を通じて来園者に鳥のことを知ってもらえるような工夫もしています。

野生動物を保護する場として

この仕事を選んだきっかけは大学3年生の時に現在の職場となった多摩動物公園に2間飼育実習に来たことです。そこで、動物園が動物を飼育するだけでなく、野生動物を保護して飼育下で活躍させたり、保護するためのシミュレーションや野生復帰など野生へ還元していることに非常に驚きました。その時の経験から今の仕事を選びました。

大学で学んだことが役に立つ

大学の3年生から家畜繁殖学研究室(現 動物生殖学研究室)に所属していたので、鳥類の繁殖に関する知識があったことはとても役立ちました。当時、研究室では動物飼育の当番も多く、その時に鳥の飼料内容や産卵のリズム、保定方法や飼育方法、卵を人工孵化する方法などを学ぶことができ今に活きています。また、チームメイトと連携して動物を飼育する大切さも学べたと思っています。

子供から大人まで楽しみながら学べる動物園作り

子供から大人まで楽しみながら学べる動物園作りをしていきたいと思っています。保全活動や繁殖も大切ですが、見てもらい「楽しい!」と思える動物園を作れる、そんなバランス感覚を身に着けた飼育員になりたいと思っています。

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