Facebook

研修内容

ペルー

海岸沿いの砂漠地帯、標高2000メートルを越えるアンデス山脈、雨季には水没するアマゾン川流域の熱帯雨林と、ペルーの国土の大半は一般的な作物の栽培には向かない気候特性を持っています。研修では、それぞれの土地の特徴に応じた作物の普及に向けての取り組みについて学びます。

行程(2016年)

8月21日~
8月22日

リマ

ラ・モリーナ国立農業大学で授業参加および施設見学。ペルーでは、標高の高いアンデス山脈でも育つ疑似穀物「キヌア」の栽培に積極的に取り組んでおり、ラ・モリーナ国立農業大学はその研究の最先端。授業もこのキヌアに関するものが中心で、品種ごとの栄養成分の違いなどについての説明があった。

8月23日~
8月27日

カハマルカ

ペルー北部、アンデス山脈中の盆地に位置する都市。インカ最後の皇帝アタワルパが最後を迎えた地として知られる。標高2,750mとかなりの高地のため農業の生産性は低く、貧困率が高い。そのためペルー政府主導でキヌアなどの栽培普及事業が進められている。
研修では農大OB・OGの農家にホームステイし、現地の生活を体験するとともに、普及事業の実態についての見聞を深めた。

8月27日~
8月30日

プカルパ

アマゾン川流域にある人口20万人の街。「セルバ」と呼ばれる熱帯雨林地帯はペルーの国土の6割を占めるが、そのかなりの部分が雨季には水没するため、農業が未発達な地域も多い。ここでの研修では、アマゾン流域に自生する植物「カムカム」の栽培に取り組んでいる「カムカム協会」を訪問。農業を通じてさまざまな社会問題の解決を目指すその姿勢に学生たちも大きな感銘を受けていた。

8月31日

リマ

再度リマに戻り、ラ・モリーナ国立農業大学が開催したアグロエコロジーセミナーに参加した。

9月1日~
9月2日

リマ

食の祭典「ミストゥーラ」を見学。ペルー各地の料理・食材が一堂に会するイベントで、その多様さを実感できた。さらに各地方の伝統衣装や踊り、音楽などを観ることもでき、ペルー文化への理解がより一層深められた。

>> 活動報告はこちら

ページトップへ