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研修内容

メキシコ

かつては農業生産性の低かったメキシコも、「緑の革命」と呼ばれた農業改革や、北米自由貿易協定(NAFTA)締結にともなう農産物自由化の影響により、大きく変化を遂げつつあります。研修では、生産環境の変化に適応するための各農家や政府の取り組みについて学びます。

行程(2016年)

8月17日~
8月18日

チャピンゴ自治大学

チャピンゴ自治大学はかつては「国立農業大学」という名称で、メキシコでトップレベルの農業大学。メキシコ州にあるテスココ市に広大なキャンパスを持ち、一般的な農学だけでなく、経済学や農業工学、農村社会学など、農業に関わるあらゆる研究を行っている。この日は学生同士の交流会が行われ、互いの国について活発な質問が交わされた。

8月19日~
8月22日

モレロス州

現地農家に宿泊してのインターン研修。前半にお世話になったのは農大OB・鈴木さんの農場。モレロス州はメキシコ有数の食用サボテンの産地であり、鈴木さんの農場でも栽培を行っている。また後半は日本野菜の普及に取り組んでいるエドモンドさんの農場での実習。メキシコ農業の多様さを実感した。

8月23日~
8月25日

チャピンゴ自治大学

再びチャピンゴ自治大学に戻り、メキシコの農業についての授業を受ける。授業は座学と実習の2回を受講。座学では農業経済に関して学び、実習では学内で栽培している作物の手入れに参加した。その他、学内にあるチーズ工場なども見学させていただいた。

8月26日~
8月27日

サカトゥラン

チャピンゴ自治大学農村社会学科の穂積教授による案内で農村を見学。家畜の糞を発酵させて燃料用のガスを得る「簡易バイオガス発生装置」や、農業への参加を通じて自然や農村の人々との交流を楽しむ「グリーンツーリズム」に関する取り組みなど、先進的な試みについて紹介していただいた。

8月28日~
8月29日

メキシコシティ

メキシコシティ市内を見学。中央卸売市場にはさまざまな食材が全国から運び込まれ、農業経済の活発さを実感できた。

8月30日

CIMMYT

正式名称は「国際トウモロコシ・コムギ改良センター」。「奇跡の麦」と呼ばれる小麦の新品種を生み出してメキシコの小麦生産量を3倍に向上させ、その後世界に広がる「緑の革命」の端緒ともなった由緒ある研究所である。現在も作物の安定生産に向けて研究を続けており、その最先端の設備を見学した。

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