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研修内容

ブラジル

アマゾン川流域の農業は長い間、胡椒などの単一作物を大規模に栽培するプランテーションが中心でした。しかし現在では、さまざまな作物や樹木をバランスよく育てる「アグロフォレストリー」への転換が進んでいます。研修では日本人植民地トメアスでの取り組みを学びます。

行程(2016年)

8月27日~
8月28日

サンパウロ

サンパウロ空港到着後、まずは農大のOB会である伯国東京農大会本部のある「常磐松伯国会館」を訪問。ブラジルで活躍中の農大OBの方々に集まっていただき、昔の農大の話や、ブラジルに移住してからの話などをうかがった。翌日は朝市を案内していただき、ブラジルの食生活に触れた。

8月28日~
9月3日

ピラシカバ

サンパウロ大学の農学キャンパスESALQで授業参加および施設見学。授業では農業エネルギーやカーボンサイクルといった農業全般に関わる問題、またシュガーケインと呼ばれるブラジル特産のサトウキビの栽培について最新の研究内容の紹介があった。施設見学では昆虫や薬草、農業経済など、さまざまな研究を行っている8つの研究室を見学した。

9月4日~
9月5日

ベレン

ベレンはアマゾン河口に近くにある歴史ある港町で、パラー州の首都。パラー州は古くから日系移民が多く、現在は約3万人の日本人・日系ブラジル人が暮らしている。ここではアマゾニア農業大学(UFRA)を訪問したが、同大学の沼沢学長も日系人である。原生林保護公園や港の跡地の市場を訪問、ブラジルの生態系や食文化に触れた。

9月5日~
9月12日

トメアス

ベレンから南へ約230kmの距離にある村で、ブラジル北部では最も古い歴史を持つ日本人入植地である。かつては胡椒が主な作物だったが、現在は「アグロフォレストリー」という農法を積極的に取り入れ、さまざまな作物の混作に取り組んでいる。
ここでは農協やジュース工場などを訪問した他、4日間農家にホームステイし、日本とはまったく異なる農業と生活のスタイルを実地体験した。

9月12日~
9月13日

ベレン

研修の最後はベレンに戻り市内見学。

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