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博士前期課程

総合科目

造園学特論実験・演習   修士論文(制作)に関わる成果の整理・分析・考察・表現手法、プレゼンテーション能力などを討議や研究成果の討議、発表を重ね、専修分野を超えた幅広い視点から各自の研究成果を達成する能力を修得する。
造園学総論 造園学の歴史や、緑地政策、造園・環境教育、及び調査、計画、設計、施工の手法や技術、材料(生物を含む)と管理手法と、その基礎となる自然科学、社会科学、芸術の各分野、及びその総合化を概説する。造園の歴史を学び、その中から自らが造園を学び実践する方法の修得を目指す。まず、日本における各種造園様式の誕生と変遷を、次いで西洋の造園史の要諦と近代現代造園学、並びに造園家のルーツに焦点をあて、その発祥前後の時代状況と造園空間・造園家の職能との関係や、周辺分野との関係、その後の造園の展開を時系列的・意味論的に考察する。そして、現代造園(Modern Landscape Architecture)と現今の時代状況を深く洞察しつつ、造園学の広がりと将来展望を考える。あわせて近年話題の造園分野のトピックスやランドスケープ研究の課題と方法についての理解も深める。  
造園学特論1  造園学を修得する上での目標の構築、大学院生として必要となる視点・思考や発想法を養うオリエンテーションとして位置付けられる。また、造園学にかかわる思想、知識、技術の認識、教育・研究者として応用・展開すべき造園学の実状を体感的に学ぶ。
造園学特論2  国内外で活躍する造園界の特別講師も交え、身近な庭園・公園から都市・自然環境づくりや、造園政策論など、造園界にかかわるトピック的な話題や課題について、具体的な事例をまじえながら討議を含めた授業を行い、造園学の思想・知識・技術の総合化とは何かを学ぶことを目的とする。  
造園調査法詳論   環境問題は、今や国境を超えて起きている。中でも「緑地」に関わる問題など生物学的な発想に基づく環境問題への対応が急務である。本講義では、造園学をグローバルスタンダードで究めていくために、国内外を越えて研究を行うための調査、分析手法を修得することを目標とする。尚、本講義は、造園調査法詳論演習と一体的に実施し、実際のフィールドを対象として、造園調査の一連の流れを体験、修得する。具体的には、調査計画の立て方、調査方法の設定、現地調査によるデータ収集、調査結果の分析、調査結果の報告などで実施する。 
造園調査法詳論演習   環境問題は、今や国境を超えて起きている。中でも「緑地」に関わる問題など生物学的な発想に基づく環境問題への対応が急務である。本演習では、造園学をグローバルスタンダードで究めていくために、国内外を越えて研究を行うための調査、分析手法を修得することを目標とする。尚、本演習では、造園調査法詳論と一体的実施し、実際のフィールドを対象として、造園調査の一連の流れを体験、修得する。具体的には、調査計画の立て方、調査方法の設定、現地調査によるデータ収集、調査結果の分析、調査結果の報告を演習形式で実施する。  

専修科目

造園計画・設計学(専修)

造園計画・設計学特論1   計画学は多くの応用科学がそうであるように、科学・技術・文明を応用し、人間の社会・精神・文化・歴史を十分踏まえ、より豊かな人間生活の具現化を目指す学である。具体的には、時代や社会の要請(ニーズ)を把握し、目標や課題を設定し、その実現や解決への方策を探求する学問ということもできる。この特論では、造園・景観計画の基本的概念の整理を行う一方、造園・景観計画の具体について、各種事例を通して講述する。また、造園・景観計画のあり方、要素、組み立て、手順について考えるとともに、事例分析を通して課題や問題の発見と設定、理念と具体化の方向、実現への戦略、戦術的展開についての修得を図る。
造園計画・設計学特論演習1   演習を通して、造園計画理論の適用と計画技術の習得を図る。具体的には、地域の景観計画、歴史的な地域資源などを活かしたまちづくり、地域資源の管理計画など、様々な造園空間を対象として、調査、企画、計画、管理運営、プレゼンテーションなどの一連の計画技術の実態修得を現地での視察などを通じて図る事を目的とする。 
造園計画・設計学特論2  自然と人間が共生する快適な環境の実現に向けて、造園計画および造園デザインの研究領域から、都市および農山村の地域環境ならびにランドスケープ空間を計画的に保全、活用、創出するための理論と手法・技術について学ぶ。この講義では、身の周りの空間から国土空間にわたる多様な空間を対象として、都市、自然、環境、景観などの多面的な観点から、本質論、計画論、デザイン論、制度論、管理運営論について修得することを目標とする。  
造園計画・設計学特論演習2  自然と人間が共生する快適な環境の実現に向けて、造園計画および造園デザインの研究領域から、都市および農山村の地域環境ならびにランドスケープ空間を計画的に保全、活用、創出するための理論の理解と手法・技術の実践について演習を通して修得する。  
観光計画詳論    観光計画の領域は幅広いが、本講では主に観光活動の受け皿となる空間整備や観光地づくりの観点からアプローチする。21世紀成熟社会を迎え、観光活動は単なる地域ビジネスや地域活性化の手段だけでなく、バランスのとれた国土づくり、地域文化や美しい景観の形成、地域の個性や魅力づくりなどと密接に関わっている。本講では先ず、観光の概念、観光の今日的な意義について理解するとともに、観光計画の考え方、手順と方法を学んだ上で、様々な具体的な計画事例の紹介と分析を通して、それぞれの特性を活かした魅力ある観光地づくりの実際について学ぶ。また、具体的な地域を選んで、計画を考えてみることによって、プランニング能力を養う。

(1)観光の概念、観光の今日的な意義について理解する。
(2)観光計画の考え方、手順と方法を修得する。
(3)魅力ある観光地づくりの実際について学び、プランニング能力を養う。  
日本庭園詳論    日本の庭園史を中心に学び、庭園の歴史的意味や特徴について文化・社会的背景から読み解くことにより、都市空間や田園景観における展開の可能性など、現代社会における庭園の位置づけ・役割・維持管理(マネージメント)の在り方について造園計画学的側面から考察することを主眼とする。更に庭園の評価・研究上必要となる各種文献などの分析方法・研究の視点についても合わせて講義する  
ランドスケープマネージメント詳論   ランドスケープマネジメントは、資源性、経済性、地域性等をふまえた、ランドスケープ空間の利活用、行政・市民・企業の協働、施設運営や地域づくりの評価システムの構築など、植物や施設のメンテナンスから、トータルエリアマネジメントへと展開している。造園空間や地域におけるマネジメントの実例を通しランドスケープマネジメントの実践にかかわり知識と技術について修得する。 
ランドスケープデザイン詳論   ランドスケープデザインは、庭園デザイン、公園デザイン、環境デザインと拡大し展開してきている。
身の周りの空間から国土空間までの多様な空間や地域を対象として、ランドスケープデザインの思潮展開とともに、最近のランドスケープデザインを取り巻く環境や状況について、ランドスケープアーキテクトによる実務紹介を通して、ランドスケープデザインの手法や技術について修得する。 

造園植物・植栽学(専修)

造園植物・植栽学特論1 造園植物の分類、特性、植物生理、様々な環境適応、植物生態の領域を包括し、都市地域やその周辺地域における植栽や緑化、植生の再生復元・保全・利活用、森づくり、また、植栽や植生の管理・診断に資する高度な基礎的知見や、手法を講義する。また関連する造園植栽・緑化の研究現状や課題についても提示し、研究手法やその方向性について探求する。
造園植物・植栽学特論演習1 造園植物・植栽学特論の授業内容を受けて、本演習は主として造園植物学、造園植栽学、樹木学、芝草学、植生学、植物生態学、などにおける具体的な理論と内容について講義と連動しながら理解するために、様々な理論式や計算公式を活用しながら、あるいは既に公開されている多くのデータを根拠として、その重要性や意義について理解し再確認することを意図している。
具体的には、造園植栽や緑化の意義、樹木や芝草の生育や特徴を理解するための成長モデル(解析)、園芸植物の生育性や利用、植生保全や植生管理あるいは植生生態に関する調査研究を事例として、掲載されているデータの意義、データの読解力、データの作表作図、等についての具体的な手法とその理解を目的とした授業(演習)である。
造園植物・植栽学特論2 造園で用いる植物材料,植栽環境,機能性,意匠(狭義デザイン),文化(歴史),経済等の各側面を考える。植物材料の基礎的な分類,生理,生態を把握しつつ,デザイン手法へ展開する.また各要素を植栽の計画,設計,施工,管理の段階で考える。
造園空間を構成する最も基礎的な素材である植物材料について学び,それを植栽デザインに生かす力を養うものである。造園で用いる植物材料の分類,特性を把握でき,植栽設計,施工技術に展開できるようにする。

造園植物・植栽学特論演習2
造園で用いる植物材料や植栽環境,機能性,意匠(狭義デザイン),文化(歴史),経済等の各側面を考える。植物材料の基礎的な分類,生理,生態を把握しつつ,デザイン手法へ展開する。また各要素を植栽の計画,設計,施工,管理の段階で考える。
演習を通じて,植物材料を植栽デザインに生かすための力を養うものである。造園で用いる植物材料の分類,特性を把握でき,植栽設計,施工技術に展開できるようにする。
樹芸詳論 樹芸は樹木を対象として観賞と利用を最大にすることを目的とする人の生活に欠くことのできない学と術である。植物学における分類、生理、形態、生態を基礎として樹木の樹形美、色彩美、季節美を発揮させるための成長、育成、植栽、剪定、保護などの施策について講義する。
 また造園の営みは大地で展開される土地産業としての視点がある。樹木がもっている美性を発揮させながら生産・経済事業として展開させる術とともに、樹木が地域の景観形成へ寄与するための人の生活と文化活動についても講義する。造園の営みに不可欠な樹木について応用的視点から人との関係について論述する。
芝生詳論 草本植物個体の生理生態を基礎として利用に至る技術や理論,及び植物(草本)文化を学ぶ。具体的には、草本個体の生活,植物生産と季節変化,環境要因と成長解析、成長解析と計算事例,草本個体と環境ストレス(物理的刺激と体内生理反応,浸透圧ストレスと体内反応,環境要因ストレス(光・水分・温度)と生育,など),環境修復や緑化植栽における草本植物個体の取扱い等について学習する。

造園施工・施設材料学(専修)

造園施工・施設材料学特論1   造園の工種別の施工法と施工管理の基本を理解し、造園空間を創生するための工事の技術の重要性と施工管理の意義を理解する。設計図、仕様書、施工図、竣工図の相互の関係や、工種・工法と造園施設材料・施工機械の関係の組み立てを理解することも重視する。また、近年のi- Constructionの取り組みに欠かせない空間情報技術の知識を身につけることも到達目標にする。  
造園施工・施設材料学特論演習1   造園施工・施設材料学特論1で学んだ内容に対し、演習問題を通じて理解を深めることを目的とする。造園の工種別の施工法と施工管理の基本、造園空間に対する工事の技術と施工管理の意義を理解する。また、近年のi- Constructionの取り組みに欠かせない空間情報技術の知識を身につけることも到達目標にする。  
造園施工・施設材料学特論2   造園は産業としては建設の一翼を担っている。造園建設(ランドスケープコンスツラクション)の理論と技術を、設計、施工、管理にわたり学ぶ。いわば造園におけるエンジニアリングと基盤整備について学ぶものである。建設に関わる技術開発の動向についても理解を深め、事例研究も含めて造園建設を身近なものとして捉えられるようにする。
造園施工・施設材料学特論演習2  造園は産業としては建設の一翼を担っている。造園建設(ランドスケープコンスツラクション)の理論と技術を、設計、施工、管理にわたり学ぶ。いわば造園におけるエンジニアリングと基盤整備について学ぶものである。建設に関わる技術開発の動向についても理解を深め、事例研究も含めて造園建設を身近なものとして捉えられるようにする。
ランドスケープ空間情報詳論  測量は建設分野において基幹となる技術であるが、GIS・GPS・写真測量・レーザ計測といった空間情報技術を応用展開し、造園空間を構築する方法論について学ぶ

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