学科長挨拶
![]()
学科長 髙橋 公咲 教授
農栄会会員の皆様におかれましては、ますますご健勝にてご活躍のことと心よりお慶び申し上げます。平素より本学ならびに本学科のために多大なるご尽力を賜り、厚く御礼申し上げます。
この度、栄養科学科の学科長を拝命いたしました高橋でございます。歴史ある本学科の運営を担う立場となり、身の引き締まる思いとともに、これまで本学科を育ててこられた先達の皆様への深い敬意を改めて抱いております。また、日頃より本学科の教育・研究活動を温かく支えてくださっている同窓会の皆様に、心より御礼申し上げます。
栄養科学分野を取り巻く社会的背景は、近年ますます複雑化しております。健康寿命の延伸、生活習慣病の予防、食環境の多様化、食と農の持続可能性といった多様な課題に対し、科学的根拠に基づいた栄養学の果たす役割は、これまで以上に重要となっております。本学科は、こうした社会的ニーズに応える専門人材を育成すべく、基礎から応用まで幅広い教育・研究を展開してまいりました。今後も学科の強みをさらに発展させ、次世代の栄養科学をリードする学びの場を確立していきたいと考えております。
これらの取り組みを支える教員体制についても、本年度に以下のような異動がありました。保健栄養学研究室の高田和子教授、食品科学研究室の小西良子教授がご退職されました。両先生は現在もそれぞれの研究分野において第一線でご活躍されております。また、新たに保健栄養学研究室に森翔也助教、臨床栄養学研究室に奥裕乃助教をお迎えいたしました。さらに、保健栄養学研究室では多田由紀准教授が教授に昇任されました。これらの人事により、教育・研究の両面でさらなる発展が期待されます。現在、本学科は教養教育分野を含め18名の専任教員と5名の助教の体制で、引き続き教育・研究活動を通じて社会に貢献してまいりたいと考えております
同窓会の皆様は、社会の最前線でご活躍されながら、本学科のブランドを支え続けてくださっています。皆様とのつながりは、本学科にとって大きな財産です。今後は、同窓生・在学生・教員がより密接に交流する機会を増やし、世代を超えて学び合い、支え合うネットワークを強化してまいりたいと存じます。ぜひこれまで以上に、本学科の活動への温かいご理解とご支援を賜れれば幸いです
結びに、本学科がこれからも社会に貢献し続ける学科であるために、学科長として全力で取り組む所存です。同窓会の皆様には、今後とも変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げ、ご挨拶といたします。