(1) 取組の概要
オホーツク地域における農林水産業、加工・流通業など個々の生物産業のポテンシャルは高い水準にあるが、総合力として地域全体の活性化を推進するポテンシャルは低い。本取組は広大なオホーツク地域を舞台に「生物産業」を核として地域活性化を実現するための教育と研究と活動の総合推進力を「オホーツク学」と位置づけ、これを展開するための教育プログラムの開発である。実践に当たり、大学に「オホーツク実学センター」を設置し、これを拠点とした自治体・産業界・生産者・消費者とのコンソーシアムを形成する。コンソーシアムを軸とした地域活性化のための実学教育プログラムは基礎編から、地域融合化プログラムへと展開しさらに環境共生型プログラムへと、現実的具体的に段階的に発展するという内容を持ち、学部生、大学院生、研究者のいずれもが参画できる構成となっている。「オホーツク学」の展開はオホーツク地域活性の推進力となることが期待できる。
(取組を実施する地域は、環オホーツク海圏全体であり、自治体としては網走市、北見市、紋別市、網走管内町村を含み、網走建設開発部、北海道網走支庁との連携も図る。)
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