東京農業大学

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ニュースリリース

ミートジャッジング(オーストラリア大会)食味品質のクラス優勝 伊藤京子さん(生物生産技術学科2年)

2009年7月16日

学生活動



 平成21年3月5日(木)6日(金)、第1回全日本大学対抗ミートジャッジング競技会が開催され、伊藤京子さん(生物生産技術学科2年)が豚部門第1位、総合部門第4位を受賞しました。
 その後、6月30日(火)?7月4日(土)オーストラリア・ニューサウスウェールズ州アーミデールにて開催された、2009年大学対抗ミートジャッジング競技会(オーストラリア大会)に、日本代表チームとして初参戦しました。

 
 日本代表チームが食味品質のクラスを優勝しました!!


伊藤さん(本学 生物生産技術学科2年) 
前田さん(日本大学)、上西くん(帯広畜産大学)、齋藤くん(北海道大学)





『肉をみる』 伊藤京子(生物生産技術学科2年)


 春休みに「第1回全日本大学対抗ミートジャッジング競技会」に1泊2日で参加した。この競技会では、畜産を学ぶ学生45人が全国から集まり、牛(和牛と交雑牛)と豚の枝肉をそれぞれ4頭分ずつみて、歩留りや肉質から順位をつけて「みる目」を競った。すべての学生が事前に食肉市場で格付けの方法やポイントを学び、競技会の初日に講義と実習を受け、2日目に競技を行った。私は得意でなかった豚部門で特に慎重に時間をかけて判定した。巨大な冷蔵庫の中で寒さとの戦いでもあったが、この豚部門で優勝し、総合成績も4位となった。総合成績上位5名はオーストラリアの競技会に参加することになり、現在、英語や専門用語について勉強している。
 私の所属する短生畜産学研究室からは4人が参加した。この競技会で、他大学の先生方や学生と話し、枝肉についての知識が深まり畜産に対する興味も広がった。特に事前勉強会で、私は初めて枝肉を見て、自分が何も知らないことを知った。毎日当たり前のように食べている肉が、生きていた時の姿を想像できるような状態で吊り下げられていてとても衝撃を受けた。枝肉を「肉」として見ることができず、冷蔵庫の中だということも忘れて立ち止まり、ただ流れていく枝肉を目で追った。雌雄の区別すらつかない私たちは、実物の枝肉を見ながら格付員の方に様々なことを教えてもらった。それまで、肉を判定する人のことなど考えたこともなかった。この日を境に「農業」を楽しみたいと強く思うようになった。


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