北海道新聞掲載 6月29日(月)『俳句サークル パエリアの会』が紹介されました
2009年7月7日
学生活動
2009年6月29日の北海道新聞にオホーツクキャンパス同好会「俳句サークル」の句集『ダイヤモンドダスト』がとりあげられました。
以下記事抜粋
東農大サークル「ダイヤモンドダスト」
天衣無縫 あふれる若さ
東京農大の中川純一教授から、網走にあるオホーツクキャンパスで立ち上げた若者たちの俳句サークルの合同句集が送られてきた。「青春群像のみずみずしい詩情」との中川先生の序文通り、たちまち引き込まれて読んだ。私にも俳句の弟子は数多いし、熱心さにおいても引けは取らないのだが、やっぱり若さが違う。
「ダイヤモンドダスト」と表題をつけたこの句集、<恋してるわけじゃないけど山笑う><豆まきや鬼のお面の中は愛>などがあり、天衣無縫なこうした句に比べると、既成の俳人たちの基本に忠実な作品は詩的飛躍がない分だけ、見劣りしてしまうのだ。
(中略)
「通り過ぎていた瞬間も、俳句にすることで大事な一瞬となり余韻が胸に残ります。俳句を作るのはまるで自分の心を掘り出すような作業でした。中川先生の『青春だなあ』と私たちの句を褒めて下さったその笑顔、忘れません」(編集後記 奈美子)
分け合って食べて酸っぱくても蜜柑 純一
老成と若さ、どちらも魅力あふれる作品である。
(まつくら・ゆずる=俳人、「アカシヤ」主宰)

合同句集「ダイヤモンドダスト」
九名の卒業生、内倉小百合、遠藤菜実子、小榑知世、桂川暁子、軽部智行、清野正敏、冨田純平、平山桜子、松井清弘の作品各30?50句と、自己紹介文と写真、句会報を収録。
序文 中川純一、後書 遠藤菜実子。
発行 東京農業大学生物産業学部(オホーツクキャンパス)俳句サークル「パエリアの会」
平成21年3月17日 編集 遠藤菜実子 A5版91頁
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