東京農業大学

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ニュースリリース

農学新時代 生物資源ゲノム解析センター 新領域の創出へ

2009年4月7日

教育・学術



 ヒトの全ゲノムが解読されたことにより、生命の謎解き、病気発症の理解ならびに治療方法の開発などの分野で新時代が開かれた。さて、農学分野ではどうだろうか?実は最近、これまでの概念を一新する革新的なゲノム解析装置が登場し、農学分野においても新時代を迎えようとしている。
 そこで東京農大は、いち早く新時代農学の可能性に着目した「革新的ゲノム情報解析を用いた生物資源ゲノム解析と農学新領域の創出」プロジェクト(平成20〜24年)を展開する。この事業は文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」採択されたものである。本年2月、次世代ゲノム解析装置(Illumina社 Genome Analyzer)が12号館の生物資源ゲノムセンターに設置され、4月からの本格的な研究の開始にむけてトレーニングも開始された。
 学内の40名を超す研究者をコアメンバーとして、学外の研究者との協力体制を形成しながら、イネゲノム、日本在来ウシゲノム、有用微生物ゲノムの解読をはじめとする幅広いゲノム研究に果敢にチャレンジする。農学系大学では初となる資源生物ゲノム研究の研究拠点が本学に形成され、世界に向けて21世紀の農業を支える情報を発信できるものと期待されている。


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