8月2日(火)展示温室 バイオリウムBIORIUMがグランドオープン
2005年7月29日
教育・学術
「食と農」の博物館+バイオリウム
東京・世田谷では昨春オープンした体験型博物館、東京農業大学「食と農」の博物館は、1年余で10万人の来館者を迎えました。そこに(財)進化生物学研究所の動植物コレクションを一堂に集めた展示温室“バイオリウムBIORIUM”が融合、一体の施設として8月2日にグランドオープンします。

“バイオ(BIO)”は「生き物」、“リウム(RIUM)は「空間」。バイオリウムは、動物園、植物園、水族館といったくくりを取り去った「生きもの空間」です。
「食と農」の博物館は、東京農大が建学以来提唱してきた「実学」の精神のもと、「実際にモノを見て・触れて・感じてもらうこと」を目指してきました。そこにバイオリウムが加わることにより、『“食”は人と文化の源、“農”は人と自然の接点』という切り口での幅広い展示が可能になりました。
インターネット検索で全てのことが解ったように感じても、実際に動物に触れ、植物の不思議な力を感じ、先端バイオの研究に接する機会があれば、感動とともに一層の理解が深まります。そのために、当博物館は展示だけでなく、研究員・スタッフによるガイドツアーや体験型講座、食や農に関する幅広い企画展など、農大キャンパス内の各施設・研究室などと連携した活動を拡げて行きます。
食料自給率の低下、環境問題など、世界が抱える難題にとりくむ研究および実践活動や、人材の育成に努めてきた成果をわかりやすく提示するなど、大学としての社会貢献・地域貢献も行っていきます。
どうか一度、足をお運び下さいます様お願い申し上げます。
また、「食と農」の博物館ではオホーツク海とアクアバイオの世界展、とぐ・研ぐ・磨ぐ展を実施しております。