旅の必需品は納豆?!
朝ご飯の定番といえば、納豆。この納豆には胃腸を丈夫にする偉大な力が備わっています。毎日食べていれば、ちょっとやそっとのことでお腹をこわすことはありません。
たとえば、こんな話があります。ミャンマーの山奥に食の調査に行った研究者の一行が、連日の猛暑と香辛料をたっぷり使った揚げ物料理に音を上げ、一人二人と食あたりで倒れるなか、ただ一人、最後まで元気に過ごしていた人物がいました。その秘密は何だったのでしょうか。
それこそが納豆のおかげだったのです。日本から何十包もの納豆を持参し、毎日2包ずつ食べることで、現地に滞在中、一度も食あたりも下痢もせずにいられたのです。
納豆には胃や腸を丈夫にする納豆菌が含まれ、血栓溶解酵素や抗血圧上昇性酵素などがあるほか、タンパク質にも富んでいます。その量は牛肉のタンパク質にもひけをとらないほど。納豆さえあれば、世界中どこへ行っても胃丈夫でいられるというわけです。
(発酵生産科学研究室) |