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知れば知るほど面白い 農学の不思議 VOL.13  

ガーデニングや緑豊かな公園が現代社会に
癒しと安らぎをもたらす?!

 

園芸学の新しい視点と可能性

 物質的な豊かさを追求してきた20世紀。私たちが便利で快適な生活を手に入れる一方で、環境破壊が進み、人類の生存すら脅かされる事態に至っています。そんな状況のなか、人々は20世紀型の価値観を見直し、人間性の回復と心豊かな生活を求めるようになっています。こうした流れを受け、いま注目されているのが園芸学の新たな視点と可能性です。人々が緑を求めて公園を散策したり、ガーデニングを楽しんだりすることが、生活に潤いをもたらし、心を癒すことがわかってきたからです。

 園芸植物や園芸活動の持つ癒し、安らぎ、生きがい、コミュニティーの活性化、アメニティー環境の創造などの機能を活用することによって、生活の質を高めるとともに、豊かな社会の構築をめざしています。

 

園芸活動を通して実践力を磨く!

 研究の一環として、学生に、自分の身のまわりで感じる、快適な情景と不快な情景を写真に撮る課題を与えています。すると、不快な情景には、放置自転車や投げ捨てられたタバコの吸い殻などがあり、快適な情景には、必ずといっていいほど植物が写っています。こうして快適さと植物との関係を認識し、豊かな社会を創造するための感性を養っていきます。

 また、たびたびボランティア活動を行っています。キャンパス内の緑化のほか、公園や街路樹の整備、病院での花壇づくりなど。荒れ放題の公園では、学生たちが意見を出し合って、誰もが安らげる公園を自分たちの手で作り上げていきます。こうした園芸ボランティア活動を通じて、人々が快適に暮らしていくための空間づくりを体験し、豊かな感性と実践に役立つ技能を養っています。

(社会園芸学研究室)

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