東京農業大学応用生物科学部 食品安全健康学科平成26年4月誕生! テーマは「食の安全・安心」&「食の機能と健康」  
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  社会の要請に応える食品安全健康学科の学びは、「食品安全健康分野」と「健康機能科学分野」の2つの領域に分かれ、この両分野
【食品安全科学分野】
食品安全解析学研究室

食品中の有害因子を探り出し、その生体影響を定義する

食品安全解析学研究室では、食品中に存在する化学物質や微生物のような有害因子を検出し、それらがどのような生体影響をあらわすのかを網羅的に調べ、さらに体内のどこにどのように作用するのかを分子レベルで解析します。そのうえで有害因子が与える健康影響を定義し、正確なリスクおよび安全性評価のための基礎情報を得ていきます。さらに有害因子と生体との相互作用を有機化学の視点から理解するために多様な研究手法を組み合わせて問題解決にあたります。

研究OUT LINE
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研究テーマ例
・有害因子の細胞内・生体内ターゲットの探索とそのメカニズムの解析
・神経毒の標的部位への結合メカニズムの定義
・安全性を考慮した有用化学物質の設計

食品安全評価学研究室

食品中の有害因子の生体への影響を分子病理学的に評価する

ヒトの健康の維持・増進には、食品中の化学物質の優れた機能を生かし、有害性を排除することが必要です。食品安全評価学研究室では、ヒトの健康への悪影響が懸念される物質や、老化・がん・糖尿病・脂質異常症などの予防や治療効果がみこまれる物質の、生体への影響について、動物実験と分子病理学の解析手法によって検出し、その詳しい背景を解明します。また、さまざまな組織や細胞を用いた「動物実験代替法」の開発とその有用性の検証にも取り組みます。

研究OUT LINE
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研究テーマ例
・食品中の化学物質を利用した生活習慣病予防と治療に関する研究
・食品中の化学物質の安全性評価と管理に関する研究
・化学物質の安全性評価のための動物実験代替法に関する研究

食品利用安全学研究室

食品の機能と安全に配慮した新たな加工学を切り拓く

食品を有効に利用する、あるいは生活習慣病を防ぐためには、食材がもつ栄養機能や嗜好機能などの多様な機能を保持・向上させる加工や 保蔵の技術が必要であることから、食品素材のもつ多様な機能を明らかにし、それを活かす新しい加工法の開発をめざしています。一方、食中毒を防ぐためには、より安全性の高い加工保蔵法が求められています。また食品の腐敗・変質の原因となる微生物の性質を分子レベルで 解明し、食品の保存性向上に役立てる基礎研究もおこないます。

研究OUT LINE
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研究テーマ例
・食品微生物のストレスに対する耐性に関する研究
・食品の物性の制御と口腔内の知覚情報に関する研究
・加工による機能性因子の変動に関する分子メカニズムの研究

【健康機能科学分野】
分子機能学研究室

食品因子の生体内での働きを分子のレベルで解明する

食品に含まれる低分子生理活性物質(食品因子)は、ヒトを健康な状態に調節する機能をもっている一方で、それを過剰摂取した場合には健康障害を引き起こす原因にもなります。そこで、培養細胞、微生物や酵素などを用いた生理活性試験によって食品因子を見つけ出し、その化学構造を解析することで、生体分子との結合による活性発現のメカニズムを解明するなど、ヒトが食品を摂取することにより調節される生命現象を分子レベルで理解することから食と健康を科学していきます。

研究OUT LINE
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研究テーマ例
・食材に含まれている食品因子の化学構造に関する研究
・食品因子の分子レベルでの生理機能発現に関する研究
・食材などにおける生理活性物質の生合成に関する研究

生理機能学研究室

生活習慣病予防・治療につながる食品因子の機能を解明する

生理機能学研究室では、生活習慣病の予防や治療につながる食品因子の機能解明にチャレンジしています。生活習慣病をはじめとする代 謝疾患の予防には、近年、脂肪・骨組織の細胞分化における作用メカニ ズムの解明がカギを握っていると考えられています。そのため、代謝疾 患モデル動物、遺伝子改変動物や培養細胞を用いて、骨代謝・脂質代 謝の制御、臓器間の代謝情報ネットワークの調節などを通じて食品因 子の生体調節機能の解明をおこなっています。

研究OUT LINE
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研究テーマ例
・ポリフェノールによる骨粗鬆症予防に関する研究
・肥満遺伝子導入糖尿病モデル動物に対する食品因子の影響
・酸化ストレスを制御する食品因子の探索

生体環境解析学研究室

食品中の栄養素・機能性因子の生体影響を科学する

食文化が多様化する一方で、偏食などによって健康を害するケースも少なくありません。このような社会的背景を踏まえて、食事が生体に与える影響について動物、培養細胞を用いて検討をおこないます。研究では、さまざまな食事の皮膚への影響をコラーゲン、ヒアルロン酸、セラミドなどの量を測定し検討したり、うま味などの味覚の要因となる成分の舌の上皮や消化管内での影響について、分子細胞生物学的な手法を用いて、タンパク質レベル、遺伝子レベルで検討をおこないます。

研究OUT LINE
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研究テーマ例
・異なった栄養状態により変動する表皮タンパク質の網羅的解析
・栄養状態が褥瘡(床ずれ)・創傷治癒に及ぼす影響
・味覚成分の舌や消化管での作用メカニズムの解析

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