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水圏環境学研究室
 所属教員と研究テーマ

柏井 誠 教授

【専門分野】

親潮域とオホーツク海の水産海洋学

【現在取り組んでいる主な研究課題と内容】

海流によるハナサキガニ浮遊幼生の輸送と分散

 ハナサキガニの幼生は、ひと月以上に及ぶ長い浮遊期をもつため、地域個体群生息域への幼生回帰と他の地域系群との間の幼生交流の遮断機構は、ハナサキガニ地域個体群構造の理解のために解明が必要である。このため、オホーツク海の流れと海況の動態を再現する海洋モデルを開発し、幼生の輸送・着底の過程を調べる。つぎのステップでは低次生産系生態系モデルと結合して、発育・生残を調べる。[オホーツク海の流氷の融解過程と表層海洋構造の生成](今後)オホーツク海海洋モデルに海氷過程を組み込み、流氷の融解過程と表層海洋構造、特に塩分躍層と中冷構造の生成機構を調べる。[千島列島間海峡群における潮流による中規模渦の生成について](今後)オホーツク海の千島海盆域には中規模渦が多く存在し、オホーツク海における流れの場を特異なものにしている。その生成機構については、傾圧不安定や海峡からの渦度放出などが提起されている。単純な地形のモデルによって、潮流による生成機構を調べる。


朝隈 康司 講師

【専門分野】

リモートセンシング工学、画像情報学

【現在取り組んでいる主な研究課題と内容】

オホーツク地域のエアロゾル特性とこれに関わる放射バランスの解明および大気-海洋間相互作用のメカニズムの解明。


 卒業研究のテーマ
  • 海色リモートセンシングに関する研究

  • 大気リモートセンシングに関する研究

  • 海へ沈降する大気エアロゾルの生態系への影響調査

  • TERRA/MODIS画像を用いた網走地域における黄砂の定期観測に関する研究

  • TERRA/MODIS画像を用いた網走地域における畑作作物収量予測可能性の検討

  • 能取湖上におけるトゥルースデータ無しの衛星画像を用いたエアロゾル光学的厚さの推定

  • オホーツク海における海面反射率導出の研究

  • 偽造犯罪防止のためのテンプレートマッチングとバイオメトリクス認証の検討

  • デジタル画像処理を用いた劣化防犯画像の精鋭化の研究

  • GISを用いた網走管内における野生動物生息域推定方法の検討

NEWS
機器設置

2006年04月

アンダーセンサンプラーの設置

水圏環境学研究室朝隈班では、できたばかりの新棟屋上にアンダーセンサンプラーを設置しました。
ちゃんと動いてくれるででしょか?
これは、『エアロゾル(大気浮遊物質)』をその大きさ別の捕集する装置です。
エアロゾルには『黄砂』や『火山灰』、その他大気汚染物質も含まれます。

現在、2002年以降で最大規模の黄砂イベントが発生しています。
4月8日には西日本各地で黄砂が観測されています。
4/13日には中国ウイグル地区では砂嵐のため交通マヒや死者が出るなどの被害がでているとの報道がありました。
また、3月21日に雌阿寒岳で小噴火もあり、この影響も観測結果に見られるでしょうか?
スカイラジオメータの調整も含め今後の本格的なエアロゾル観測の開始が楽しみです。


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