東京農業大学大学院 Graduate School of Tokyo Univ of Agriculture

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「農」の進化に、挑み続ける

"生きる"を支える

『人物を畑に還す』から
『人物を世界へ還す』へ

国際食料農業科学研究科委員長 メッセージ

国際食料農業科学研究科委員長 高柳 長直

 国際食料農業科学研究科は、2021年に開設された新しい組織ですが、3つの専攻は歴史を有しております。農業経済学専攻は1953年、国際農業開発学専攻は1990年、国際アグリビジネス学専攻(旧国際バイオビジネス学専攻)は2002年に開設され、そして2021年に国際食農科学専攻が新設されたのを機に、4専攻は国際食料農業科学研究科として新たなスタートを切りました。

 近年、農学は学際的な学問として、幅を広げてきました。本研究科でも、作物学、環境科学、経済学、経営学、政策科学などを中心に、食や農の現代社会における課題に取り組んでまいりました。本研究科の学問領域は、こうした人文社会科学を融合した食料科学と農業科学の学術的能力を用いて日本及び熱帯地域を中心とする世界の食料・農業をめぐる社会的課題の解決を支援し、公共的利益の増大に貢献することに特長があります。

 本研究科の大学院生は、指導教授から丁寧な指導を受け、実験や調査方法を学びます。そうしたなかで、新しいことを発見することは、研究者としての大学院生にとって大きな喜びです。さらに、世界の農業の現場や食を扱う企業の人などとの交流を通じて、自分の研究成果が役に立てば、さらなる追究のモチベーションとなります。

 本研究科は、日本人学生のみならず留学生が多いことも特長の一つです。アジアやアフリカ、ラテンアメリカなどから精鋭が集まっております。また、大学卒業後に農や食の問題の重要性を再認識し、企業などで働きながら研究を行っている社会人も少なくありません。多様な価値観を持った人が切磋琢磨することで、新たな知の体系を生み出すことを目標としております。

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