東京農業大学大学院 Graduate School of Tokyo Univ of Agriculture

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「農」の進化に、挑み続ける

"生きる"を支える

『人物を畑に還す』から
『人物を世界へ還す』へ

生命科学研究科委員長 メッセージ

生命科学研究科委員長 坂田 洋一

 世界的な持続可能な開発目標(SDGs)への対応と、それによる地球の持続的発展のためには生命科学分野の貢献が不可欠です。また、内閣府統合イノベーション戦略推進会議が策定した統合イノベーション戦略2019では、Society5.0実現のため、特に取組を強化すべき主要分野7つの中に、バイオテクノロジー、農業、環境エネルギーが挙げられています。生命科学研究科は生命科学部の学士課程教育に博士前期課程の2年を加えた6年間を通した教育により学びを深化させ、生命科学の学問領域においてその基本的な能力を身につけた人材が、微生物から高等生物に至るまで分子レベルでの機能解析や生物機能を制御する分子の創薬などにおいて、より専門的な知識、技術、思考力を備えることで、地球規模での持続的な成長を実現するための問題解決に対応する能力を有した優れた人材を育成することを目的に設置されました。

 本研究科はバイオサイエンス専攻(博士前期・後期課程)、分子生命化学専攻(修士課程)、分子微生物学専攻(修士課程)で構成されます。バイオサイエンス専攻では生命科学を基盤に最先端知識・技術を駆使して、より専門的な教育研究を推進し、研究内容を発信・討論できる能力を持って、人類の生活向上を導くための研究・産業の発展に貢献できる人材を養成します。分子生命化学専攻では農学分野に関する自然科学に化学的視点を取り入れ総合的に理解し、基礎から応用まで幅広い知識とともに高い技術を身につけ、習得した知識や成果を的確に伝える論理的思考力、数的処理能力、文章力およびプレゼンテーション能力を有する人材を養成します。分子微生物学専攻では微生物の基礎を習熟し、かつ今後発展の一途を遂げる分子微生物学の知識と技術を習得し、農・食品・環境・医薬等の分野において未解決な問題の発見と、その解決のための発想と技術を有する人材を養成します。

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