東京農業大学大学院 Graduate School of Tokyo Univ of Agriculture

メニュー

「農」の進化に、挑み続ける

"生きる"を支える

『人物を畑に還す』から
『人物を世界へ還す』へ

応用生物科学研究科委員長 メッセージ

応用生物科学研究科委員長 山本 祐司 教授

 大学院進学をするということは、学部での座学と卒業論文を経て、さらに未知の難題に果敢チャレンジする意思であり、研究成果を突き詰めるということだと思います。応用生物科学研究科の醸造学専攻、食品安全健康学専攻、食品栄学専攻、農芸化学専攻はそれぞれ特徴ある専攻ですが、基本的には生物現象を科学的に解明することを目的に「新たな日常」につながる研究を行なっています。とくに生物を取り扱うことが多いことから、日々のコツコツとした努力が最終的に身を結びます。研究対象は「食糧」や「健康」であったり「伝統的発酵食品」、「健康の増進」に関わる内容であります。大学院在学中は社会が抱えるこれらの諸問題や、その問題解決のための仮説をたてて、科学的にそれを証明することを求めていきます。

 しかし、研究は必ずしも思い通りの成果が出るとは限りませんが、研究は手を動かして進めなければ結果は出ません。そのため大学院生は、教員との綿密な打ち合わせをすることは大切なプロセスです。日々出てくる研究データを教員と共有し、議論をすることで、論理的にこれらの仮説を科学的に証明できるようになるのです。また、早い段階での方向性の修正など、成果が出るように教員とともに研究を組み立てていくプロセスを体得してもらいます。さらに、研究室や専攻をこえた異分野の研究課題について、発表会や外部講師によるセミナーを開催することで広い視野を持ったサイエンティストとなれるよう訓練をしていきます。最終的には学会発表や論文発表をめざし、外部に公表することで広くその成果を知ってもらい新たな日常を東京農大から提案できることを目指しています。

ページの先頭へ