東京農業大学短期大学部の教育GP
TOP >> 取組の概要 >> 取組の概要
取組の概要
事業計画
事業実績・成果
実学教育とその効果
問合せ
 
取組の概要

本プログラムは、従来の教育カリキュラムを全面的に見直し、総合教育科目の拡大と専門基礎科目の充実を図りつつ全体をスリム化したカリキュラムの構築を行う。本カリキュラムの特徴は、@リメディアル教育の実施、A初年次教育の強化、B学科横断的な専門教育科目の実施、およびCキャリア教育の充実である。これらを通じて高校教育から大学教育へのスムースな移行を試みると共に、個々の学生が自身の将来の進路を見据え、目的を持って勉学に取り組む動機付けを強固にさせる。その基盤の上に、急速に変化する現代社会に対応可能な実際的専門職業教育を教授することにより、学生が幅広い視野と知識を獲得できると考えられる。

本プログラムの実施に当たっては、クラス担任制度をこれまで以上に充実させ、フレッシュマンセミナーやフレッシュマン演習などにおいて、講義でのノートの取り方やレポート作成法など勉学に関するものからマナー講座やキャリアデザインなど学生の生活や進路設計に関する事項にいたるまできめ細かに指導する。教員には新たな取組に対応できるようFDプログラムとして、「魅力ある講義を実施するための教授法」や「個々の学生の相談に対応するためのカウンセリング法」などの講習を受講させ、そのスキルアップを図る。

また、従来は多くの学科目を配し、これを学生が自由選択するタイプのカリキュラムであったが、本プログラムでは個々の学生がクラス担任と自分の進路などについて十分話し合い、それぞれの進路に対応した専門科目の設定やその履修モデルを構築した上で学習するシステムを導入する。さらに、4学科横断的専門教育科目として、農業体験実習やマイスターセミナーなどを新設し、農産物の生産から消費にいたるまで生活に関わる広範な教育を、学生と教員が協働しながら進めていく。これらの実施に当たっては、学ぶ主体である学生が自分達の学びたい内容について積極的に教員と協議し、実習やマイスターセミナーの運営にも関わり、学生と教員の協働により、学生の教員に対する距離感を縮め、本学の教育への移行が一層スムースになると共に、大学生として自ら積極的に学ぶ喜びを体感することにより、その後の学科の専門教育においても高い教育効果が期待される。さらには、学科の専門だけでなくより広い見識を持った生産者や技術者になることが期待される。