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特別教育プログラム

公務員志望者、造園業等の後継者や経営者を目指す人、海外からの留学生のための特別教育プログラム。 チューター(tutor)制という、特定の目的をもつ学生のための指導担当教員制を採り、きめ細かな教育にあたっています。

公務員志望者のためのプログラム

本学科卒業生の就職先として、公園緑地行政や自然保護行政、道路、河川行政など公務員を目指す学生のために、採用試験対策を目的とした特別講座を実施しています。対象には国家公務員(国土交通省、環境省等)、地方公務員(都道府県、市町村等)のほか、独立行政法人(都市再生機構等)や公益法人(公園協会等の外郭団体等)なども含まれます。採用試験の日程は、国家公務員(1次試験)が5月上旬、地方公務員が6月中~下旬から始まります。
特別講座の実施方法としては、上記の試験日程を考慮して2年次の冬(1月~2月下旬頃)にガイダンスを行い、公務員の仕事内容や全国の採用試験情報、講座の実施方法、各自の志望先に応じた勉強方法等を検討するほか、3年次の2月初旬~担当教員が専門分野別に試験対策講座を行っています。また適宜、卒業生や試験合格者を招いて、様々な役所の仕事内容や採用試験の体験談、面接アドバイス等を聞く機会を設けています。なお、基本的には2・3年生を対象としていますが、他学年生も受講できるよう、学生の希望に柔軟に対応できるようにしています。

後継者・経営者を目指す人のためのプログラム

本学科在学生の多くは、将来は造園関係の建設業、コンサルタント業、植木生産業などの事業を後継する経営者をめざしています。そうした造園関係の事業を後継する意識・意欲を高めること、あるいは新たに起業家をめざす意志を強くすること、さらには将来全国に広がるであろう学生たちのネットワークづくりを支援すること、などを目的とし、プログラムを実施しています。
具体的には、座談会や見学会などを通じて、各個人の見聞や体験を広めるプログラムを実施しています。座談会は、現在造園業で活躍している経営者や起業家の話を雑談を交えながら話し合うことができます。実際の諸先輩方の体験談から現在の社会情勢、経営理念や造園の哲学など多岐にわたる質問にも回答いただき、各個人の相談なども対応しています。また、見学会では伝統的な庭木の生産や世界の植木情報を活用したナーセリーの現場を実際に見学し、植木生産の取り組みについて学びます。また、参加学生は学年を超えて交流ができるように支援しています。

留学生のためのプログラム

本学科では外国人、特にアジア地域からの留学生が学んでいます。大学院生、研究生を含めれば20名近くが在籍していることになります。一方で、毎年10名程度の日本人学生が、海外協定校をはじめとする大学に海外留学を希望しています。
外国人留学生にとっては、日本庭園をはじめとする造園学を学ぶ上で、日本の生活・習慣・伝統などの文化的背景・風土を基礎知識として理解しておくことが重要です。しかし、日本人が多い講義・演習だけではそれらに接する機会は多くはありません。また、奨学金の申請などの日常生活における様々な問題・課題があります。さらに、同じ意志を持ちながら違う国から来ている留学生同士が顔を合わせる契機が少ないというのが実態です。一方、これら海外留学を目指す学生にとっても雰囲気に慣れ、また様々な経験を持つ学生からの情報を入手することも大切です。そこで外国人留学生およびこれから海外留学を希望する日本人学生を対象としたプログラムを実施しています。
プログラムの一つとして、定期的な集まりを設けています。外国人留学生と、留学を希望する日本人の学生や留学経験を持つ学生、そして海外における造園事情にも精通しているスタッフが一緒になって、日本の文化・習慣・言葉などの疑問に答えたり、成績や進学、あるいは奨学金制度の活用についての相談やアドバイスをしたり、日常生活をサポートするのに必要な情報提供、また学生時代に海外留学を目指す学生のための相談、さらに海外の造園情報の交換など多彩な活動を行っています。

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