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応用生物科学部醸造科学科 醸友会

新任のご挨拶

食品分析化学研究室  助手 牧内麻緒

平成26年4月より東京農業大学短期大学部醸造学科食品分析化学研究室の助手として勤務させていただいております牧内麻緒と申します。伝統と活気ある東京農業大学で教職員・学生の皆様と共に教育・研究活動に従事できることを喜びつつ、その一員としての責任感を感じて日々過ごしております。若輩者にて至らない点多くあると思いますが、教育、研究活動に精力的に取り組みたいと思っておりますので、諸先生、卒業生の先輩方におかれましては、ご指導ご鞭撻の程どうぞよろしくお願い申し上げます。

私の自己紹介を簡単にさせていただきます。私は幼少期から「食」に対して興味があり、大学では「食」の生産から消費に至るまで学びたいと考え、この東京農業大学栄養科学科の食品栄養学専攻の門を叩きました。サークル活動等をしながら食品および栄養に関する知識を学ぶ中で、食品の持つ機能性に興味を持つようになりました。近年、多くの機能性食品が注目を浴び、健康の維持・増進を目的に利用されておりますが、その機能性が食品中のどのような成分によって引き起こされるのか、またどのようなメカニズムで引き起こされるのか、未だ解明されていない部分が多くあります。そのため大学の研究では、多くの機能性が知られていながら、解明されていない部分の多いキノコやハーブなどの食品素材に含まれる様々な機能性分子などの探索及び生体に与える影響の検討を行っておりました。修士では機能性の中でも薬物代謝に影響を及ぼす分子の探索を中心に行い、クローブと呼ばれる香辛料の1つが引き起こす薬物代謝酵素阻害の主要活性物質の特定などをしておりました。

私が現在所属している研究室である食品分析化学研究室は、食品の香気成分の検索や食品中に含まれる微量金属の検索や機能性分子の検索など、その名の通り食品の分析を行っている研究室です。私は本研究室で食品中に含まれる抗菌活性物質の探索研究を主に進めております。これらの研究は醸造業界の現場とは少し異なる部分もありますが、そういった異なる分野から得られたものを還元していければ、醸造学をまた新たなる発展に導いていけるのではないか、と感じております。私自身異なる分野からこの醸造学に参りましたので、新しい知識の導入によって発展へと導く一助になれればと考えております。

とはいえ、これまで同じ食品をテーマに研究を行っておりましたが、食品に限らず微生物の持つ力を利用していく醸造学に関する知識や経験はまだ共に大変乏しいです。そのため今後、諸先生方から多くの教えを受け、また研究室活動等を通じて学生の成長と共に自身も多くのもの学び、私がこれまで得てきた知識や経験を還元しながら、微力ながらも醸造業界そして東京農業大学の発展に寄与できるよう邁進していきたい、と考えております。
以上簡単ではございますが、新任の挨拶とさせていただきます。これから精一杯努力して参りますので、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

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