東京農業大学大学院 Graduate School of Tokyo Univ of Agriculture

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食香粧化学専攻:博士前期課程

1.人材養成、その他教育研究上の目的

食香粧化学専攻は、食品、香料および化粧品の製造、品質管理について化学的視野から 研究を行い、また食品、香料および化粧品の機能について分子生物学や化学的手法を用いて研究する。これらを通して資源利用・製品開発から、保蔵、安全管理、機能解析まで、食生活と健康推進に関わる分野で活躍できる高度な研究能力を備えた人材の養成を目的とする。

 

2.教育目標

食香粧化学専攻では、食品、香料および化粧品の製造・機能性・安全性など食と健康に関わる学問領域における確かな知識と研究能力を修得させ、これらの分野における問題設定と問題解決の能力を備えた者の育成を教育目標とする。

 

3.学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

食香粧化学専攻博士前期課程は、食品、香料および化粧品の加工・機能性・安全性に関する高度な研究と教育を通して、食と健康に関わる学問領域における専門知識と研究能力を有し、これらの分野において社会に貢献できる人材を輩出する。このため、研究科が定める所定の単位を修得し、学位論文審査基準による修士論文の審査および最終試験に合格するとともに、以下の能力を備えた学生に修士の学位を授与します。

(1)本学に所定の期間在籍し、講義や実験科目を通して食品香粧学関連の実践的で高度な専門的知識を身につけている。

(2)修士論文の作成と関連する講義実験を通して、食品、香料および化粧品の加工、機能性あるいは安全性に関する論理的な課題設定力と問題解決能力、表現力を身につけている。

(3)食品および香粧品業界において、機能性の研究、安全性試験あるいは加工などの業務に従事し、指導的な役割を果たす能力を身につけている。

(4)科学者としての倫理を理解し、食品、香料および化粧品に関連する社会の問題に目を向け、問題解決に取組む意欲と能力を身につけている。

4.教育課程編成方針(カリキュラム・ポリシー)

食香粧化学専攻博士前期課程は、食品・香料・化粧品に関する高度な専門知識と技術の学びを基本とし、農水産資源を食品、香料および化粧品として活用するための生物資源の機能性や品質管理、および応用にかかわる理論教育と実験を主体とした体系的な履修を通して、ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を身につけるため、以下の方針の下に教育課程を編成します。

(1)食品、香料および化粧品に関する資源利用、バイオサイエンスについて理解すべき学識を得るため必修の特論科目を配当する。

(2)食品、香料および化粧品に関する専門的知識の理解を深め、幅広い興味と知識を身につけさせるため選択の特論科目を配当する。

(3)研究者、教育者あるいは技術者として必要なプレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を向上させるための表現技術や文献検索技術を学ぶ演習形式の選択科目を配当する。

(4)生物資源の利用と機能性、品質管理に関連したバイオサイエンス技術修得のための実験科目を配当する。

(5)指導教授または指導准教授による指導の下に、食品、香料および化粧品の開発加工、機能性、安全性に関する研究課題の選定、研究計画の立案、実験、考察および文献探索を実践し、修士論文の執筆と発表を行うための科目として特別総合実験・演習科目を配当する。

5.入学者受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

食香粧化学専攻博士前期課程は、豊かな生物資源を利用して社会全体のQOL(生活の質)を向上させることを目的とし、食品、香料および化粧品に関する基礎研究と製造・開発、さらにそれらの安全性の検証に挑戦できる人材を養成します。そのため、本専攻では次のような学生を求めています。

(1)研究および開発を行うにあたり、自ら積極的に行動するという意欲を有している。

(2)問題意識をもって研究を計画し、研究成果を論理的に考察して自分の考えをまとめ、適切に他者に伝える能力を有している。

(3)食品香粧学を学び、研究を行うにあたり、有機化学、食品化学、香粧品科学、生物科学、微生物学等において、必要な知識および技能を有している。

(4)食品香粧分野の最新動向および研究に強い関心を持ち、多様な人々と協働して学ぶことができる。

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