農学専攻：博士前期課程

１．人材養成、その他教育研究上の目的

農学専攻博士前期課程は、環境の保全･保護を図りつつ、安全で高品質な農作物を安定的に生産･流通させる技術の確立を目指し、農作物およびそれにかかわる微生物や昆虫類に関する専門的な学理を実学的な視点から教育・研究することにより、卓越した発想および問題解決の能力と強い使命感を持って次代を担う専門技術者、教育者、研究者などの人材を養成することを目的とする。

２．教育目標

農学専攻博士前期課程では、作物または園芸作物の生産、育種、バイオテクノロジー、ポストハーベストおよび農作物に関わる微生物や昆虫類に関する専門的な学識と研究能力を修得し、優れた発想および問題解決の能力を備えた人材を育成することを教育目標とする。

３．学位授与方針（ディプロマ・ポリシー）

農学専攻博士前期課程は、作物または園芸作物の生産、育種、バイオテクノロジー、ポストハーベストおよび農作物にかかわる微生物や昆虫類に関する分野において、優れた発想および問題解決の能力を備えた人材を輩出するため、研究科が定める所定の単位を修得し修士論文を提出するとともに、以下のような能力を備えた学生に修士の学位を授与します。

（１）各専門領域において確かな知識と技術を有している。
（２）専門技術者、教育者、研究者としての能力を有している。
（３）論文執筆や口頭発表を行う能力および多様な発信力を有している。
（４）科学者としての倫理を理解し、農業現場および広く社会における問題に目を向け、問題解決に取り組む意欲と能力を有している。

４．教育課程編成方針（カリキュラム・ポリシー）

農学専攻博士前期課程は、農学全般にわたる幅広い知識・技術を駆使して、作物または園芸作物の生産、育種、バイオテクノロジー、ポストハーベストおよび農作物にかかわる微生物や昆虫類に関する専門家の総合力を確立し、ディプロマポリシーに掲げた能力を身につけるため、以下の方針のもと教育課程を編成します。

（１）農学分野の各専門分野において、それぞれ理解すべき学識を得るための特論・特論実験科目を配当する。
（２）農学全般における専門的知識や理解をさらに進化させるための幅広い分野にわたる選択科目を配当する。
（３）研究者、教育者あるいは技術者として必要なプレゼンテーション能力やコミュニケーション能力を向上させるための選択科目を配当する。
（４）指導教授または指導准教授による密接な指導の下に、問題の発見から研究計画の立案、実験や調査など研究の実施、綿密な議論や考察、実験技術の習得、文献検察などの実践を通じた修士論文の執筆と発表を行う特別実験・演習科目を必修科目として配当する。

５．入学者受け入れ方針（アドミッション・ポリシー）

農学専攻博士前期課程は、作物、育種、植物病理、昆虫、園芸作物、バイオテクノロジー、ポストハーベストなどの農学全般に関する基礎学力を有し、明確な目的意識と探求心をもって研究を進めようとする人材を育成します。そのため、本専攻では次のような学生を求めています。

（１）農学全般にかかわる学修が可能な四年制大学修了程度の学力を有している。
（２）国内外における学修や研究活動を可能にする基本的な語学力を有している。
（３）周囲との協調性を保つコミュニケーション能力とともに、研究室内での指導性を発揮できる能力を有している。
（４）農学全般およびそれぞれの専門分野において、研究者、教育者あるいは専門技術者として社会に貢献しようとする明確な問題意識と学修に対する強い意欲を有している。

農学専攻：博士後期課程　

１．人材養成、その他教育研究上の目的

農学専攻博士後期課程は、環境の保全･保護を図りつつ、安全で高品質な農作物を安定的に生産･流通させる技術の確立を目指し、農作物およびそれにかかわる微生物や昆虫類に関する専門的な学理を実学的な視点から教育・研究することにより、卓越した発想･問題解決能力と強い使命感を持ち、現場で発生する種々の問題に柔軟に対応して、国際的にも活躍できる独立した研究者、教育者、専門技術者などの人材を養成することを目的とする。

２．教育目標

農学専攻博士後期課程では、作物または園芸作物の生産、育種、バイオテクノロジー、ポストハーベストおよび農作物に関わる微生物や昆虫類に関する高度に専門的な学識を身につけた各専門分野における有能な研究者や専門技術者を育成することを教育目標とする。

３．学位授与方針（ディプロマ・ポリシー）

農学専攻博士後期課程は、作物または園芸作物の生産、育種、バイオテクノロジー、ポストハーベストおよび農作物に関わる微生物や昆虫類に関する分野において、優れた人間性を有し、国内外の研究・産業の発展に貢献する人材を輩出するため、研究科が定める所定の単位を修得し博士論文を提出するとともに、以下の能力を備えた学生に博士の学位を授与します。

（１）本専攻における各専門分野における高い専門性を保証する国際的レベルでの高度な知識と技術を有している。
（２）協調性を持ちながらも独立して、研究･教育あるいは専門家としての業務を遂行する能力を有している。
（３）多様かつ柔軟なコミュニケーション能力を有し、国際的に活躍しうる能力を有している。
（４）科学者としての倫理を理解し、農業現場および広く社会において自らの能力によって責任を果たそうとしている。

４．教育課程編成方針（カリキュラム・ポリシー）

農学専攻博士後期課程は、農学全般にわたる幅広い知識・技術を駆使して、作物または園芸作物の生産、育種、バイオテクノロジー、ポストハーベストおよび農作物に関わる微生物や昆虫類に関する専門家としての総合力を確立し、ディプロマポリシーに掲げた能力を身につけるため、以下の方針のもと教育課程を編成します。

（１）研究を通しての教育を重視し、研究の全行程を通して専門分野における最先端の知識と技術を修得し、コミュニケーション能力を増強するための科目を配置する。
（２）問題の発見から研究計画の立案、実験や調査など研究の実施、綿密な議論や考察、文献探索などの実践を通じた博士論文の執筆、提出および審査に合格するまでを指導教授または指導准教授が密接な指導を行う特別研究科目を必修とする。

５．入学者受け入れ方針（アドミッション・ポリシー）

農学専攻博士後期課程は、農学に関する専門的な学識と基礎的な研究能力を有し、将来、農学における専門職業人・研究者として活躍し、地域社会や国際社会に貢献しようとする人材を育成します。そのため、本専攻では次のような学生を求めています。

（１）農学全般および各専門分野にかかわる大学院博士前期課程修了程度の学力を有している。
（２）国内外において研究活動を実施、成果を発信できる複数言語の語学力を有している。
（３）研究者、教育者あるいは高度な専門技術者として活躍しうる人間関係の構築を可能にするコミュニケーション能力を有している。
（４）農学全般およびそれぞれの専門分野において、研究者、教育者あるいは高度な専門技術者として指導性を発揮し、国内外を問わず社会に貢献しようとする明確な問題意識と学修に対する強い意欲を有している。