6月18日(木) 社会連携研究推進事業シンポジウム開催について
2009年6月15日
教育・学術
文部科学省の私学助成金である「私立大学社会連携研究推進事業」に2004年度から採択され、「バイオマス資源の多段階エネルギー化システムの開発による環境共生社会の創造」という課題名で実施しております。本年度はその最終年度にあたり、来る6月18日(木)に社会連携研究推進事業シンポジウムを開催し、5年間の研究成果を報告致します。
課題名:「バイオマス資源の多段階エネルギー化システムの開発による環境共生社会の創造」
日 時:平成21年6月18日(木)
開 会 13:00
特別講演 13:10?14:10
研究報告 14:30?17:15
懇親会 18:00?
場 所:東京農業大学 世田谷キャンパス1号館4階メディアホール
東京都世田谷区桜丘1-1-1
特別講演:東京農業大学 総合研究所 客員教授 市川 勝
「バイオリファイナリー触媒技術の新展開」
研究報告:
1.オカラからの水素発酵における原料の前処理効果
2.好気性可溶化処理を適用した生ごみの二相式メタン発酵に関する研究
3.廃棄物系バイオマスからのバイオ水素生産技術の開発
4.エタノール固体発酵による食品廃棄物からのバイオエタノールの生産
5.木質バイオマスを原料とした炭化処理・爆砕処理・過熱水蒸気処理の比較
6.過熱水蒸気処理液・爆砕処理液の農業利用に関する研究
7.高知県物部川流域における低炭素社会の構築について
8.バイオマス資源利活用による地域農産物のブランド化
?島根県松江市JAくにびきの取り組みを事例として?
9.森林資源の利用に対する住民の定性的・定量的分析
10. さとうきびからのバイオエタノール生産と普及の可能性について
研究体制:
本事業は、文部科学省の私立大学社会連携研究推進事業のプロジェクトであり、
平成16年度に開設した、「バイオマスエネルギーセンター」と連携し、
(1)残渣の少ない廃液処理の不要な生ゴミのメタンガス化システム
(2)蒸留廃液が出ない生ゴミからエタノールを生成する固体発酵技術
(3)果樹・剪定枝や農業非食用部を水蒸気改質し、半炭化ペレット燃料を製造するシステム
以上、3つの研究を行っています。
これらの研究は基礎研究を行う東京農業大学総合研究所の研究グループ、東京農業大学と共同研究契約を締結し、システム開発やプラント製造など実用化技術の開発を行う企業グループ6社、東京農業大学と研究協力関係にある地方自治体とその地場産業の三者の連携組織とし、平成17年度から実施されています。
・お問い合せ先:東京農業大学 総合研究所
担当 猪瀬 拓也
Tel:03-5477-2532 Fax:03-5477-2634
E-mail:
→詳細ポスターはこちら(PDF)