「すんき」シンポジウムが開催されました
2008年12月10日
教育・学術
「すんき」とは木曽の伝統漬物で、赤カブの葉を乳酸発酵させて作るため塩を使わず植物性乳酸菌の宝庫で食物繊維も豊富な健康食です。
応用生物科学部の岡田早苗教授がいち早く「すんき」に着目し、3年をかけた研究により発酵の上で重要な4つの乳酸菌を特定し、現在特許を申請するまでになりました。
研究がきっかけで町と大学の交流が始まり、平成20年11月29日に開催された、「すんき」初のシンポジウムでは岡田教授の講演や試食会などが開催され、約200人の参加がありました。
シンポジウム前日の28日には木曽郡木曽町と東京農業大学の間で研究や地域活性化で相互に協力し合う「連携協力に関する協定」を締結し、今後の交流が期待されます。
腸で生き抜く力が強い植物性乳酸菌を使用した商品として「カゴメ:植物性乳酸菌ラブレ」「大塚チルド食品:野菜の戦士」が販売されております。この商品は岡田教授の指導の下、開発されたものです。
→実学主義の未来(ムービー【07:30】)
→植物性乳酸菌 岡田早苗教授