総合研究所研究会による「醸造食品部会」設立記念フォーラム開催
2010年9月15日
教育・学術
東京農業大学総合研究所(河野友宏所長)を母体とする総研研究会は9月10日(金)、都内中央区の鉄鋼会館で総研フォーラムを開催しました。この研究会は産官学共同研究を推進する総合研究所の事業発展を担う組織として設立されたものですが、今回のフォーラムは研究会の24番目の部会となる醸造食品部会(小泉幸道部会長)の設置を記念して開催されたものです。
今回のフォーラムでは「新たな醸造食品の世界戦略」をテーマとして、其界の第一人者である三人の方から講演をいただきました。
キッコーマン?の茂木友三郎代表取締役会長からは「キッコーマンのグローバル経営」と題してキッコーマン?の世界市場開拓の歴史的経緯が豊富な経験と知識を基に披歴されました。また日本酒造組合中央会の淺見俊彦副会長は「國酒日本酒の世界酒への道」というタイトルどおり日本酒の国際化に向けた熱い思いを語られ、また歴代首相が筆耕した珍しい「國酒」という文字が資料として提供されました。最後に農林水産省政策研究所の加藤信夫國際食料情報分析官からは「醸造食品の原料作物の世界需給の変化と海外ビジネスの展望」のテーマにそいながら、大豆、トウモロコシなどの穀物データを背景に海外進出だけでは展望する事が出来ない食品市場の現在性などが語られました。
