環境計画・設計分野 ランドスケープデザイン研究室
共感をおぼえる環境デザインとは、何だろう?
環境デザインをランドスケープの視点から探究する。誰もが、なるほどと共感できるデザインは、「この時代に、この場所で」という必然性がある。公園、広場、街並み、水辺などの空間のデザインから、それらによって形成される都市や農村などの地域景観の創成までを対象として、コンセプトメイキングからデザインスキルまでを、科学的なデザイン技法、シミュレーション解析、実践的なデザインワーク、最新技術の導入実験などにより明らかにする。
所属教員
学生の主な研究テーマ
・江戸期の日本橋のまちづくりのランドスケープ的考察
・歴史的観光都市「川越」の活性化計画(卒業制作)
・観光地・伊東の魅力を活かした公園デザイン(卒業制作)
・東村山市における農産物直売所の形態に関する研究
・メキシコ建築家ルイス・バラガンの庭にみるフェルディナン・バックが与えた影響
・並木による道景観の空間演出に関する研究
・浦安市元町地域の景観の変遷に関する研究
・歴史的建造物・東京駅赤煉瓦駅舎の保存についての考察
FREE TALK
私たしが所属する研究室では、主に計画やデザインについて学んでいますが、研究室活動は、「自由」というか「自主性」を大事にしています。具体的には、公園のデザインやパークマネジメントなどについて学生が研究したいテーマに取り組んでいます。そこでは関心をもったテーマの知識力を養うだけでなく、活動を通じて社会人の人たちや他の大学の学生らとの関わりも深めるなど、大学の授業だけではできない体験もすることができます。私自身も「自主性」が求められる研究室活動の本質から多くのことを学び得ることができたと感じています。
(ぼうの)
毎年夏に、3年生から大学院生まで研究室メンバー全員で2泊3日のフィールド・トリップをしています。2009年夏は仙台でしたが、この時の体験はとても貴重なものとなっています。国営みちのく湖畔公園、定禅寺通り、日本三景の松島などを訪ねて、先生や現地の方のお話を聞きながら視察をしました。また、学生それぞれが課題を発見して、より良い空間にするためのデザイン・コンテストも行いました。どんな所が良いか、どのように改善するのか、絵や文章で具体的に提案しましたが、一人ひとりが真剣に取り組んでいたことが深く印象に残っています。その他、遊覧船でカモメに餌をやったり、七夕祭りを見たりと、本当に楽しかったです。
(とおい)