東京農業大学短期大学部の教育GP
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取組の評価体制

本プログラムでは、計画策定、実施への調整、取組の到達度の評価を教育支援委員会が行う。教育支援委員会は、短期大学部長を中心に、4学科長、各学科から選出された教育支援委員及び幹事役として学習支援課職員を加えたメンバーより構成される。教育支援委員会は、本プログラムの基軸であるカリキュラム案の作成などに当たってきたことから当該取組に精通しており到達度の評価には適任である。

本プログラムにおける到達度評価や内容改善は、〔1〕GPA値、〔2〕卒業研究、〔3〕学生の満足度を指標として行う。本学では既に2年前からGPA制度を取り入れ、全学共通の成績評価基準を作成している。学生に配布する成績表には個々の科目の評価と履修科目全体のGPA値が示されている。本プログラムを実施した場合、カリキュラムそのものが改正されるため、これまでの卒業生と直接比較はできない。そこで評価基準の作成に当たっては、新カリキュラムに移行した段階で、それぞれの学科に平均GPAやGPA分布図などのデータ解析を教育支援委員会で行い、適正な卒業認可GPA値を決め、利用することにより準学士の質の担保とする。

本学の特徴である学科毎に分野・研究室体制が確立されており、学生の教育と研究に対しても各研究室が基本単位として機能している。本プログラムにおいては、横断的な交流が可能となるよう学科間の壁を低くし、研究室の見直しも含めて、さらに機能を高める工夫を図っている。これは教員と学生が協働して研究を遂行していくことにより、学生の理解を深めると共に満足度を高めることが期待される。研究室における教育研究機能を生かして、卒業論文を必修として課すなどにより、GPAと合わせて学生の学習到達度を総合的に評価することも考えている。

学生の満足度は、すでに全学的に実施している「学生による授業評価」に加えて新カリキュラムに対する「学生のイメージ調査」により評価される。すなわち、この調査は、リメディアル教育科目、フレッシュマン演習など個別対応を基軸としたプログラムや、学生と教員の協働による学科横断的専門科目に対する直接的評価と、このような個別対応型教育に対応させるために実施した教員へのFDプログラム「魅力ある講義を実施するための教授法」や「個々の学生の相談に対応するためのカウンセリング法」などの研修効果が学生の満足度に間接的に反映されるものと考えられる。従って、イメージ調査における学生満足度は本プログラムの総合的評価の指標と考えられる。最終的には、学内外の識者による外部評価を受ける。