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第5届 中日青年有机化学家学朮会 参加記(後編)

日中若手有機化学シンポジウムに行ってきました

DSC_3159.JPG講演

講演

4日目 10月11日
ようやく私の講演の番が来ました。日本人の中で最後でした。
出来はまあまあ。三国演義の発音で拍手も頂けましたし(現地で宋さんに教えて貰いました)、フェロモンの話も少しはうけたと思います。相変わらず英語が下手なので、質疑はちょっと・・・



DSCF7065.jpg都江堰

都江堰

4日目 10月11日
午前のセッションが終わると、都江堰へエクスカーション。約2200年前に行われたという都江堰の治水工事を見に行きました。世界遺産だそうです。
写真は、近くに掛かっている南橋。四川大地震で壊れたので、作りかえた物だそうです。




PA110386.JPG都江堰

都江堰

4日目 10月11日
三国志に登場する張松が植えたとされる銀杏がありました。はっきり言って時代が合わないと思います。




PA110388.JPG都江堰

都江堰

4日目 10月11日
諸葛亮孔明の像です。




PA110389.JPG都江堰

都江堰

4日目 10月11日
これが治水工事のメインである人工島の最先端、魚の嘴です。ここで巨大な河を二分して、”流体力学の原理”を利用して水を分けたり、砂を分けたりしているそうです。




PA110393.JPG都江堰

都江堰

4日目 10月11日
これは水門として使うための物だそうです。木組みがあり、その中に石を竹で編んだ物を入れて使うとの事。
はて、この木組みどこかで見たことある形ですね。
そうです、テトラヘドラルなんです!バランスを考えるとこうなるのでしょう。やっぱり炭素は偉大な原子なんですね。





PA110395.JPG川野山珍酒楼

川野山珍酒楼

4日目 10月11日
そして夜は珍しいキノコ料理が食べられるという川野山珍酒楼へ。こちらも恐らく高級なんでしょうねえ。巨大な円卓を囲みます。

PA110401.JPG川野山珍酒楼

川野山珍酒楼

4日目 10月11日
こうゆうキノコが入った煮物とかが出ました。でもやっぱり辛いのが多いです。

PA110396.JPG川野山珍酒楼

川野山珍酒楼

4日目 10月11日
こちら向きがProf. Qin。背中は磯部先生、西田先生です。
最後にスピーチ合戦が始まりました。日本人、中国人が交互に指名してして行きます。まさか私を指名するのはいないと思ったら、Prof. Luoが私を指名。あんたとは全くしゃべってないだろうが!なんでかなあ?英語力が無いので、まあ適当なこと言ってごまかしました。
終了後お土産を買いにスーパーマーケットへ。所望の白酒は空港の方が安いと言われたので買わず。しかし、次の日空港で見たらなんと120元も高いことが判明。ぼったくり価格で買う羽目になってしまいました。

PA120403.JPGカラオケルーム

カラオケルーム

4日目 10月11日
宿に着き、シャワーでも浴びるかと思ったところ、また電話が。やっぱりなあと思ったら、日本人だけでした。
若干西田先生にからんでしまったような気がします。それにしてもカラオケルームは結構高かったです。飲み物はただみたいなものでしたが。



PA120425.JPGカラオケルーム

カラオケルーム

4日目 10月11日
カメラに私の覚えのない東大中村研の辻さんのあられもない写真が沢山入っていましたw


PA120426.JPG成都空港

成都空港

5日目 10月12日
昨晩は2時過ぎだし、飛行機は早いしで完全に寝不足です。
国内線は行きよりも広い座席で助かりました。上海ー成田は3席を一人で独占できたのでファースト並の広さでお得でした。料理はまずいけどね。
今回のシンポジウムは本当によい経験になりました。初の中国訪問でしたが、色々なことを考えさせられました。中国の研究のレベルはまだ高くないと感じましたが、量は圧倒的に多いと感じました。良いジャーナルにペーパーを持ってるし。ここに質が追いついてきたら、アメリカを凌ぐことになるのかもしれませんね。
それと、発展途上のせいか、若い教授が非常に多いです。彼らがこれからどういった研究をするのかが興味有ります。話によると、化学系では有機化学が人気があるそうで(就職がいいから)、そういった面でもこれから中国に負けないようにより一層頑張らなければいけないと感じました。
いつの日かまた参加できるように研究に励みます。



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