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造園科学科

2020/12/12「造園伝統技法の基礎実習」(舗装工)の実施

 2020年12月12日(土)、東京農業大学オープンカレッジ「造園伝統技法の基礎実習・舗装工」が世田谷キャンパスの経堂門付近にて実施されました。講師は、長年の実務経験を持つ豊和緑地の豊田弘先生および同社の職人3名でした。受講者16名(うち留学生2名)が4班に分かれ、レベル出し・整地・転圧・ブロックの敷設・目地詰め等一連の技術を学びました。

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朝9時集合、天気よし!

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まずは豊田先生が工事の流れ、インターロッキングブロックの種類と噛み合い効果、砕石と砂の種類について説明する。今回は2色のブロック(透水性なし、厚さ6cm)を使う。

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4班に分かれて水糸を張って、路盤を平坦に整える。

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転圧機で路盤を締め固める。

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RC40の砕石を入れ、敷き均して転圧し、路盤をさらに締め固める。

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川砂を均し板や鏝(こて)で丁寧に均す。

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もう一度転圧し、敷砂を仕上げる。これで12時だが、基礎をしっかり作るのはどの分野でも肝心である。

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13時再開し、一部のインターロッキングブロックをブロックカッターで半分に割る。綺麗に割るには力を一気に入れるのがポイント。デスクワークのストレス解消にも効く。

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4班に分かれて一斉にインターロッキングブロックを敷き始める。自己流の模様が出ないように2色のブロックをランダムに敷く。

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水糸に沿って真っすぐ敷くのはなかなか難しい。ゴムハンマーとバールを使って目地を随時調整する。

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端部を仕上げるために、一瞬で切断場所を決める、チョークラインのかっこいい技!

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曲線の縁石部分では、ブロックの切断場所を一個一個丁寧に決める。

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端材の精密な切断は、ブロックカッターでは無理なので、ダイアモンドカッターに任せる。

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綺麗に仕上げた端部。端材が嵌まる時の達成感がすごい。

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完成したインターロッキングブロックの表面にもう一度川砂を播き、転圧する。これでブロックの不陸調整ができ、またブロックの間に砂が入り、強度が高まる。

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最後は、川砂より細かい硅砂(SiO2石英質の細目砂)を播き、ブロックの隙間をさらに充填する。

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朝9時の施工前の様子

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午後16時、舗装完成時の様子。1日大変勉強になりました!

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