2020/11/14「造園伝統技法の基礎実習」(竹垣)の実施
2020年11月14日(土)、東京農業大学オープンカレッジ「造園伝統技法の基礎実習・竹垣」が川崎市の早野聖地公園にて実施されました。講師は、長年の実務経験を持つ昭立造園の阿部伍朗先生、阿部晋也先生(東京農業大学非常勤講師)および同社の造園職人5名でした。受講者16名(うち留学生2名)が4班に分かれ、竹引きから鉄砲垣の製作までの技術を学びました。
朝9時、晴れやかな早野聖地公園で集合。今日は1日かけて鉄砲垣を作ります。
竹林からモウソウチクを伐採。直径10cm程度、長さ230cmの3~4年の竹120本が必要。
伐採したモウソウチクを搬出します。
竹の太さで3種類に分けて、末元を揃えます。
午後13時再開し、竹の末口で節止めをし、長さ210cmに揃えるよう元口を引きます。
節止めの成果。腕に若干筋肉痛が来ます。
竹垣に使う前に、竹表面の白い粉や汚れを磨きます。
竹の節止めした末口を上にして、親柱に裏表同時に男結びで結びます。
男結びには水に漬けた染縄を使います。
施工後に芝生を貼って養生します。
完成した鉄砲垣の裏。(男結びはすべて結ぶ必要があり、翌日以降の宿題とします。)
鉄砲垣の表。夕日が沈んでいる16時。満喫した1日の気分は爽快でした。