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造園科学科

入矢直樹さん(緑化植栽研究室卒業)

本ページの写真提供:
日本スポーツ振興センター国立競技場
(写真の転用はご遠慮ください)

 現在は、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開会式が開催される国立競技場(東京都新宿区)に勤めています。港区にある秩父宮ラグビー場と併せ、施設の維持管理全般を担当としています。
 新型コロナウィルス感染症の影響により、2021年にオリンピック本大会は延期されましたが、オリンピックの大会開催に向けて、会場所有者としてできる準備を進めているところです。

 私の東京農大造園学科志望のきっかけは、中学・高校時代に続けていたオリエンテーリングです。競技を通じて緑に触れ合う機会があり、将来は大好きな緑に係る勉学を志してみたいということからでした。
 大学の授業は、造園に関する基礎講義のほか、製図や平板測量演習、厚木農場での造園実習などバリエーション豊富で、見ることやることすべてが新鮮で大変興味深いものでした。特に造園樹木学の講義では、100種類の葉を見て樹木名を当てる講義があり、ほとんど当てることができなかった記憶があります。

 大学3年からは研究室活動です。当時は、近藤三雄教授の講義に魅了された私は、造園地被・植栽学研究室(当時)を選びました。同僚・後輩と、大学そばの農場整備をしたり、造園地被類の研究をしたりと充実した日々を送りました。ここでの研究活動を通じて、大学卒業後国立競技場の芝生管理者として就職することができたと思っています。
 また、研究室で共に活動した同僚とは、卒業以降も定期的に会い、仕事などの情報交換する関係が今も続いています。

 農大の良さは、先生との距離が近く、何でも相談できる風土にあると私は思います。
 造園の基礎から実践力までしっかり身につけることができますので、将来造園の道を志す高校生の皆さんの期待に、十分応えてくれる大学だと信じています。
 造園とは、人々の生活に欠かせない緑を提供し、人々の心を豊かにする役割があると信じています。今は造園とはかけ離れた仕事をしていますが、大学時代に調査、研究で養った観察眼や探求心、農大ならではの雑草魂、泥臭さをもって、日々チャレンジしています。

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