東京農業大学

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自己点検・評価

序章

本章

第01章 理念・目的
第02章 教育研究組織
第03章 教員・教員組織
第04章 教育内容・方法・成果
第05章 学生の受け入れ
第06章 学生支援
第07章 教育研究等環境
第08章 社会連携・社会貢献
第09章 管理運営・財務
第10章 内部質保証

終章

第三者評価結果

第6章

1.現状の説明
(1)学生が学修に専念し、安定した学生生活を送ることができるよう学生支援に関する方針を明確に定めているか。

 本学は、3キャンパスにおける修学支援、生活支援及び進路支援について均一的な学生支援を行うことを方針としている。具体的には、世田谷、厚木及びオホーツクの3キャンパスそれぞれに学生サービスセンターを設置している。世田谷学生サービスセンターは、学長の推薦による教授1名をセンター長とし、学習支援課、学生生活支援課、健康増進センター、教職等支援課、学事課、入試センター、キャリアセンター及び学術情報センターで構成し、3キャンパスの本部機能を持つ。厚木学生サービスセンターは、学生サービス課(保健室・学生相談室含む)、入試課、キャリア・エクステンション課、総務課及び学術情報センターで組織し、オホーツク学生サービスセンターは、学生サービス課(医務室・学生相談室含む)、入試課、キャリア・エクステンション課、総務課、学術情報センターで組織している。各キャンパスの学生サービスセンター間の連携のほか、学生サービスセンター以外の所管や教員とも連携を密にして学生を支援している。
 また、3キャンパス共、クラス担任制度を採り入れている。各学科教員によるクラス担任は学習に関することのみならず、様々な学生の疑問・不安等を解消し学習に専念できるよう対応している。また、上位学年については、全学生が研究室に所属し、研究室所属教員からきめ細かな学習研究指導、生活指導、進路指導等が受けられる研究室制度を採り入れている。以上のような学生支援体制を堅持し、これが本学教育の特色となっている。
 進路支援においては、建学の精神でもある「人物を畑に還す」をその基本とし、社会のあらゆる分野で活躍、貢献できる人材を社会に送ることを方針としている。
 そのほか、3キャンパス共通の学生支援に係る具体的な内容は、以下のとおりである。
 入学直後に実施される学科別ガイダンスにおいて、学修内容、履修方法等について説明している。続いて実施される学科ごとの学外オリエンテーションでは、農場や学科内容に関連の深い施設等の見学を通して、今後の学習内容を具体的に認識させるとともに、教員・学生間、学生同士の親睦を図っている。すべての学科においてフレッシュマンセミナー(1年次前期開講)を開講し、本学及び各学科の理念・目的、学修内容、大学での学び方、学生生活、0Bの体験談、学外施設の見学、イベント参加等を通して、スムーズに大学生活がスタートできるよう配慮している。
 心身の健康保持・増進対策については、世田谷キャンパスの健康増進センターを中心として、厚木キャンパスに保健室、オホーツクキャンパスに医務室並びに各キャンパスに学生相談室を設置し、健康管理に努めている。各キャンパスに学校医及び看護師を、学生相談室にはカウンセラーを配置し対応している。2011年からオホーツクキャンパスにもカウンセラーを配置し、3キャンパスすべてにカウンセラーを配置した。
 学生の課外活動支援については、学生は入学と同時に「農友会」と称する全学組織の一員となり、建学の精神に則り、学生相互の親睦と学生生活全般の充実を図っている。教職員も本学に所属すると同時に「農友会」の会員となり、クラブ、同好会の公認団体には、教職員の部長、顧問を必ず配置し指導を行っている。また、学科別に「学科統一本部」を組織し、学生は学科単位でも課外活動を行っており、学科長がこれら学生を指導している。
 この農友会から、秋の学園祭(収穫祭)をつかさどる収穫祭実行委員会が組織され、全学一丸となって、収穫祭を組織的に盛り上げている。3キャンパスで毎年15万人近くを集客しており、組織的な効果が有効に働いている。
 学生の進路については、農業関連産業、食品関連産業、医薬品関連産業、緑化造園業、建設土木工業、農業関連団体、公務員、教員の志望が多い。また、Uターン就職希望も少なくない。これら学生の就職志望に対応した進路指導・支援を、3キャンパス就職担当所管が連携をとり教員と協力しながら推進している。

 

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