東京農業大学

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自己点検・評価

序章

本章

第01章 理念・目的
第02章 教育研究組織
第03章 教員・教員組織
第04章 教育内容・方法・成果
第05章 学生の受け入れ
第06章 学生支援
第07章 教育研究等環境
第08章 社会連携・社会貢献
第09章 管理運営・財務
第10章 内部質保証

終章

第三者評価結果

第5章

2.点検・評価

<1>効果が上がっている事項
〈農学部〉
 畜産学科では、毎年本学のエクステンションセンターが実施している「体験型講座」として本学部の付属施設である富士農場を使用する「牧場体験プログラム」を開設し、畜産学科の教育研究内容の普及に努めたところ、小・中・高校生及びその保護者の参加が得られた。

〈応用生物科学部〉
 生物応用化学科は、本学科で学んでいく際に、化学分野の素養・基礎学力が要求される。このことは、「大学案内」の学科紹介、カリキュラムにおいて周知しており、公募制推薦入試及び指定校推薦入試の「推薦入学者としての要件」を「募集要項」のみならず「大学案内」にも掲載することによって、一般入試及びセンター試験利用入試受験者の「化学」選択を促してきた。この結果現在では、一般入試受験者における「化学」選択率が学内で最高となっている。また、推薦入試の面接においても、生物だけでなく化学に対する興味をアピールする受験生が増加している。その結果、本学科の教育研究目標により適合した学生の獲得につながっている。

〈地域環境科学部〉
 森林総合科学科を中心に展開している地域再生プロジェクト「多摩川源流大学」を利用した「環境体験学習」を毎年数回実施し、小・中・高校生及び保護者の参加を得て本学部の研究・教育内容の周知に効果が上がっている。

〈国際食料情報学部〉
 国際農業開発学科は、開発途上国の農業開発を自然科学、社会科学の両分野で担う人材の養成を目的とする農学分野でも極めて特色のある学科であるので、2007年から高校生を対象としたワークショップを開催し学科の教育内容の周知に努めてきた。
 国際バイオビジネス学科では、外国人留学生を毎年40人前後受け入れてきたことから、本学科が目標の一つとする国際化の裾野が広がり、多数の卒業生が日本のみならず母国において活躍している。外国人留学生が定期的に入学することで、海外姉妹校との交流が活性化し、また、日本人入学者の志望理由に国際化に関連した志望理由が増えるなど、国際化の取り組みに注目が集まっている。

〈生物産業学部〉
 食品科学科(現食品香粧学科)は、志願者の減少傾向が続き、実質的な全入状態から2008年度には入学定員未充足となった。そこで2010年4月に従来からの食品開発・加工分野に加え、新たに香料・化粧品分野を設け「フードサイエンスコース」と「コスメティックサイエンスコース」の2コース制を敷き、学科名称も「食品香粧学科」に改めた。この結果、2010年度、2011年度と志願者が増加しており、学科のアドミッションポリシーに適合した入学者を選抜できる状態に回復した。

<2>改善すべき事項
〈応用生物科学部〉
 本学部では、アドミッションポリシー等学生の受け入れ方針の明示は十分機能していると判断しているが、指定校推薦入試および特別選抜入試による入学者の一部に基礎学力の不足する者や学科の受け入れ方針を十分に理解できていない者がみられる。

〈生物産業学部〉
 本学部の入学定員及び収容定員の充足状況は、学部全体では概ね本学が定めた学生数の範囲内にあるが、学科間の格差は非常に大きい。すなわち生物生産学科、アクアバイオ学科及び食品香粧学科では1.2倍を超えているのに対し、産業経営学科では定員未充足の状態が定常化している。特に生物生産学科では、本学が執っている定員超過への対応措置をもってしても限界に近い状態といえる。一方、産業経営学科では、恒常的に定員未充足となっており、当該学科のアドミッションポリシーに適合する入学者の選抜が困難となっている。

〈農学研究科・生物産業学研究科〉
 農学研究科博士前期課程においては、専攻によって差異はあるものの、概ね定員充足の状態にあるが、専攻によっては十分な選抜が可能な志願者が確保できていない専攻もある。
 生物産業学研究科博士前期課程も同様で,概ね定員充足の状態にあるが、専攻によっては選抜が可能な志願者が確保できていない専攻もある。
 定員が充足できている専攻においても、志願者の増加がみられず、大学院全体として学生数が増えていない。

 

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