東京農業大学

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自己点検・評価

序章

本章

第01章 理念・目的
第02章 教育研究組織
第03章 教員・教員組織
第04章 教育内容・方法・成果
第05章 学生の受け入れ
第06章 学生支援
第07章 教育研究等環境
第08章 社会連携・社会貢献
第09章 管理運営・財務
第10章 内部質保証

終章

第三者評価結果

第5章

1.現状の説明
(3)適切な定員を設定し、学生を受け入れるとともに、在籍学生数を収容定員に基づき適正に管理しているか。

〈大学全体〉
 学士課程においては、殆んどの学部・学科において入学定員を大幅に上回る志願者を確保できており、概ね適切な定員設定と判断している。ただし一部の学科においては、志願者の減少により入学定員または編入学定員の確保及び入学者の適格性を維持できない状態があり、以下の対応を実施した。
 生物産業学部食品香粧学科では、2009年4月に食品科学科から食品香粧学科に名称変更するとともに、教育課程を一部変更したことにより志願状況が改善した。同学部産業経営学科においては、入学定員未充足の状態を改善するため、2012年4月から「地域産業経営学科」に名称変更するとともに教育課程の一部変更を実施し、入学定員を10名減じ90名とする。また、農学部畜産学科では編入学定員が未充足となっているが、入学定員において十分な志願者が確保できていることもあり早急な対応は検討していない。
 大学院においては、博士前期課程は志願状況及び定員充足状況から概ね適切な定員設定と判断している。博士後期課程は定員未充足の専攻が散見されるが、大幅な未充足状態が続いている状態ではなく、博士後期課程ということも考慮して募集活動の強化以外の対応は当面考えていない。 

〈農学部〉
 農学科の入学定員超過率の平均は、1.23であり、本学が設定している1.2を超過しているが、これは2009年度入学生の受け入れに際し従来の一般入試の手続き率を大幅に上回る手続き者があったことに起因している。畜産学科の入学定員超過率の平均は1.22であり本学設定の1.2を超過している。原因としてはセンター利用入試の入学手続き率の上昇にあるので、次年度以降合格者数の設定に際し配慮したい。バイオセラピー学科の入学定員超過率の平均は1.24となっているが、これも農学科同様2009年度の一般入試入学生の大幅入学生超過によるものであり、その後は是正につとめている。

〈応用生物科学部〉
 バイオサイエンス学科の入学定員超過率の平均は1.21であり、本学が設定している1.2を若干超過しているが、2009年度の一般入試入学生の大幅超過に起因しており改善されつつある。生物応用化学科の入学定員超過率の平均は1.22であり、本学が設定した1.2を超過しているが、2009年度一般入試及び指定校推薦入試の入学者増に起因しておりその後急速に改善されつつある。醸造科学科の入学定員超過率の平均は1.24であり本学が設定している1.2を超過しているが、センター試験利用入試の入学手続き率の変動や特別選抜入試の志願者増によるものであり、緻密な定員管理で改善できる。また、栄養科学科2専攻については、栄養士養成施設でもあるため入学予定人数を定員の1.1倍以内とし定員管理に努めている。

〈地域環境科学部〉
 森林総合科学科の入学定員超過率の平均は1.24であり、本学が設定している1.2をかなり上回っているが、2009年度のセンター試験利用入試及び一般入試の入学手続き率の急上昇に起因しており、他の年度は概ね1.2以内に収まっているので漸次改善される。生産環境工学科及び造園科学科の入学定員超過率の平均は、それぞれ1.22,1.23となっており本学の設定を上回っているが、いずれも2009年度の一般入試の入学手続き率の急増によるものであり2013年度には大幅に改善される。

〈国際食料情報学部〉
 国際農業開発学科の入学定員超過率の平均は1.25であり、本学が設定している1.2をかなり上回っているが、2009年度の公募制推薦入試の合格者の超過及び2011年度センター利用入試の入学手続き率の上昇が起因しており、各入試制度の定員管理をより緻密に行うことにより改善できる。食料環境経済学科の入学定員超過率の平均は1.23であり、本学が設定している1.2を上回っているが、実験・実習を伴わない経済・経営分野ということもあり、今後入試制度別の定員管理をより緻密に行うことにより漸次改善していく。国際バイオビジネス学科の入学定員超過率の平均は1.24であり、本学の設定している1.2をかなり上回っているが、実験・実習を伴わない経営分野ということもあり、今後入試制度別の定員管理をより緻密に行うことにより漸次改善していく。

〈生物産業学部〉
 生物生産学科の入学定員超過率の平均は1.29であり、本学が設定している1.2を大幅に上回っている。これは本学部の食品香粧学科(旧食品科学科)、アクアバイオ学科及び産業経営学科(2012年4月から「地域産業経営学科」に名称変更)において、年度により定員未充足であったことに対応し、各年度において生物産業学部としての入学定員充足を図ったことが主な理由である。上記3学科の定員充足が改善されてきていることから、2011年度から漸次改善していく。アクアバイオ学科の入学定員超過率の平均は1.24であり、本学が設定している1.2を上回っているが、2008年度の入学定員未充足を補充する措置として、特にセンター利用入試の入学手続き率を低く設定したことによるものであり、今後定員管理を徹底していくことにより改善できる。食品香粧学科の入学定員超過率の平均は1.22となっており、本学が設定している1.2を上回っているが、定員未充足状態にあった食品科学科を名称変更した後定員超過となったものであり、2011年度は適正な入学者となっているので今後改善できる。産業経営学科の入学定員超過率の平均は、0.88となっており、本学の設定している1.2を大幅に下回っている。前述したように2012年4月から学科名を「地域産業経営学科」と変更し教育課程を刷新することにより望ましい志願者の増加を目指す。

〈農学研究科〉
 農学研究科の博士前期課程・修士課程の収容定員超過率は1.21、博士後期課程の収容入学定員超過率は0.65であり、それぞれの課程の位置づけからほぼ妥当な定員充足状況にあると判断している。

〈生物産業学研究科〉
 生物産業学研究科の博士前期課程・修士課程の収容定員超過率は1.24、博士後期課程の収容定員超過率は0.35となっている。博士前期課程では産業経営学専攻を除く専攻はいずれも2倍近くとなっている。特定の研究対象への関心を持つ学生が多い年が見られ、指導教員当たりの大学院生数に差が認められるが、複数指導体制が整っていることから、教育研究に支障は認められていない。

 

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