東京農業大学

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自己点検・評価

序章

本章

第01章 理念・目的
第02章 教育研究組織
第03章 教員・教員組織
第04章 教育内容・方法・成果
第05章 学生の受け入れ
第06章 学生支援
第07章 教育研究等環境
第08章 社会連携・社会貢献
第09章 管理運営・財務
第10章 内部質保証

終章

第三者評価結果

第5章

1.現状の説明
(1)学生の受け入れ方針を明示しているか。

〈大学全体〉
 本学では、設置する学士課程5学部17学科2専攻及び修士・博士課程2研究科19専攻の「人材の養成に関する目的その他の教育研究上の目的」及び「アドミッションポリシー」を大学設置基準及び大学院設置基準の定めるところにより、学士課程では、各学部・各学科(応用生物科学部栄養科学科においては各専攻)ごとに定め、大学案内において各学科の詳細な教育内容、カリキュラム、設置する研究室の研究内容・所属教員の研究テーマ及び卒業後の進路を掲載し、これについてもホームページ上でも閲覧できるようにしている。大学院においても各専攻ごとに定め、大学院案内において各専攻のカリキュラム、指導教員の研究テーマ、前年度修了学生の論文テーマ、修了学生の進路等を掲載し、ホームページ上でも閲覧できるようにしている。また、学士課程の公募制推薦入試および指定校推薦入試においては、各学部・学科のアドミッションポリシーに基づく「推薦入学者としての要件」を定めて「大学案内」及び「募集要項」に記載し、各学科の求める人材の周知に努めている。
 障がいのある学生に係る入学試験に際しての特別措置については、大学入試センターが実施している措置に準じて対応している。また合格後の就学上の対応については、当該学生の障がいの状況により学生及び保護者と協議しながら対応している。

〈農学部〉
 本学部は、2006年にバイオセラピー学科を増設し、農学科、畜産学科との3学科体制とした。新設したバイオセラピー学科では、人と動植物とのかかわり、すなわち動植物との共生、動植物の活用による生活の質の向上、動植物を介しての癒し、さらに動植物を介在させた療法にまで及ぶ学際的領域に関する教育と研究を行い、国内外においてこれらの領域で活躍できる意欲と能力を持った人材を養成する。そのため、動物と植物の双方に興味を持ち、生物を活用した人の生活の質の向上や癒し、健康増進、地球環境における人と生物との共生を学び、その成果を普及、実践する意欲を持った人材を求めている。
 既設の農学科および畜産学科の動植物の生産科学を中心とした領域の教育研究目的に加え、人と動植物の共生や生物介在療法などの学際的領域へも学問領域を広げた。したがって、本学部では、各学科の「目的」及び「アドミッションポリシー」を明示し、受験生を含む社会一般に公表するとともに、より正確に本学部各学科の教育内容が理解されるよう、大学案内等の刊行物およびホームページならびにキャンパス見学会や収穫祭(学園祭)における進学説明会において周知に努めている。

〈応用生物科学部〉
 本学部は、ホームページに学科の「目的」及び「アドミッションポリシー」を掲載することに加え、大学案内等刊行物やキャンパス見学会、高校での模擬講義などを通じ、学生の受け入れ方針を周知している。特に本学部内の各学科・専攻が求める学生像を明確にすることに留意し、各学科と学生のミスマッチを防ぐことに努めている。
 また、公募制推薦入試及び指定校推薦入試において、「大学案内」「募集要項」上に「推薦入学者としての要件」として、バイオサイエンス学科は「高等学校において生物、化学、数学、英語などの教科に優れ」、生物応用化学科は「生物ならびに化学に強い関心をもち」、醸造科学科は「生物、化学などにすぐれ、特に化学T及び化学Uの履修者が望ましい」等の記述を掲載して望ましい入学者像を明示している。
 栄養科学科の食品栄養学専攻では、栄養士の資格を有し、食品の機能性・安全性・調理加工技術を通して高度な食の専門性を身に付けた「食の研究者や技術者」を養成すること、管理栄養士専攻では、食生活の改善による国民の健康の保持増進と傷病者のための栄養指導並びに給食の管理・栄養指導を身につけた「食と健康の管理者」である管理栄養士を養成するという各専攻の特徴を周知するよう努めている。

〈地域環境科学部〉
 本学部では、ホームページ上に学部・学科の「目的」および「アドミッションポリシー」を掲載するとともに、大学案内などの刊行物、キャンパス見学会、高等学校における模擬講義などを通じ、学生の受け入れ方針を明示している。また、本学エクステンションセンターが実施しているオープンカレッジに積極的に参加し、本学部各学科の研究・教育内容を周知することに努めている。特に小・中・高校生が参加できる環境体験学習型の講座を開設することにより、将来、本学部各学科への進学希望者の獲得を目指している。
 公募制推薦入試および指定校推薦入試においては、各学科の「推薦入学者としての要件」を明示し、望ましい入学者像について周知している。特に森林総合科学科及び造園科学科においては、関連する産業界の後継者育成の使命も担っていることから、推薦入学者の要件の一つに以下の要件を明示している。
 森林総合科学科では、林業や林産業、またはそれらに関連する分野の後継者や指導者を目指すものとしている。
 造園科学科では、ランドスケープコンサルタント業、造園建設業、植木生産業、公園建設業など造園関連事業の後継者を目指すものとしている。

〈国際食料情報学部〉
 本学部では、ホームページ上に学部・学科の「目的」および「アドミッションポリシー」を掲載することに加え、大学案内等の刊行物、キャンパス見学会、高等学校における模擬講義等を通じ学生の受け入れ方針を明示している。また、公募制推薦入試及び指定校推薦入試においては、各学科の「推薦入学者としての要件」を明示し、望ましい入学者像を周知している。国際農業開発学科では、2007年度から学科独自の高校生向けワークショップを年1,2回開催し、学科の教育研究内容の紹介に努めている。
 食料環境経済学科では、学科の教育研究内容が経済学、経営学、地理学、歴史学及び社会学等社会科学・人文科学を基礎としていることの周知に努めている。
 国際バイオビジネス学科では、上記の対応に加え各年度約40名を受け入れている外国人留学生に対する学科内容の周知に努めており入試制度に応じた緻密な対応に努めている。

〈生物産業学部〉
 本学部では、ホームページ上に学部・学科の「目的」「アドミッションポリシー」を掲載することに加え、大学案内等の刊行物、キャンパス見学会、高等学校における模擬講義等を通じ学生の受け入れ方針を明示している。特に本学部が北海道網走市に設置されているという立地条件をふまえ、生物産業学部独自の学部案内等の刊行物の配布および本学部専任教員による高校訪問等を実施し各学科の教育内容の周知に努めている。

〈農学研究科〉
 本研究科の各専攻における教育研究上の目的とアドミッションポリシーについては,毎年作成される学生募集要項やホームページに明示している。
 具体的には,いずれの専攻でも教育研究の理念,目的と人材育成の目標を整理し、博士前期課程・修士課程並びに博士後期課程ごとにアドミッションポリシーを明記している。例えば,バイオサイエンス専攻のアドミッションポリシーは,次のとおりである。

 【バイオサイエンス専攻・アドミッションポリシー】

博士前期課程: バイオサイエンスに興味を持ち、生命現象の本質の理解,最先端技術・知識獲得,学会・論文発表に意欲のある人
食料,健康,環境に関する重要課題を解決し,産業・社会に貢献する意志のある人
結果を性急に求めず,責任感を持ち,勤勉に研究できる人
基礎英語力を有する人
博士後期課程: 博士前期課程の項目に加えて
国内外問わず研究活動の場を求め,国際的にも活躍することを志す人
後進の指導に情熱を持ち,大学教員として研究教育を行うことを志す人

〈生物産業学研究科〉
 本研究科各専攻の教育上の目的およびアドミッションポリシーは、ホームページおよび募集要項に提示しており、求める学生像をひろく学内外に周知している。大学院入試については、試験科目(外国語科目、専門科目)を明示しており、試験を行うことで習得知識を検定するとともに、面接による口頭試問で専門的知識水準をさらに検証している。

 

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