東京農業大学

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自己点検・評価

序章

本章

第01章 理念・目的
第02章 教育研究組織
第03章 教員・教員組織
第04章 教育内容・方法・成果
第05章 学生の受け入れ
第06章 学生支援
第07章 教育研究等環境
第08章 社会連携・社会貢献
第09章 管理運営・財務
第10章 内部質保証

終章

第三者評価結果

第2章

2.点検・評価

<1>効果が上がっている事項

 〈1〉2006年度、農学部にバイオセラピー学科、生物産業学部にアクアバイオ学科が設置され、5学部17学科体制になり、より広範な農学の分野における研究教育をカバーできるようになった。また、2011年度に農学部に伊勢原農場が新設されたことで、農業実習の集約化・機械化が可能となった。
 〈2〉2009年度より本格運用された生物資源ゲノム解析センター(全学組織)及び高次生命機能解析センター(応用生物科学部)などの付置施設は、ゲノム科学・再生医療・脳科学といった社会的要請の非常に高い研究分野に対応している。
 〈3〉2010年度に大学院農学研究科にバイオセラピー学専攻修士課程を設置し、生物産業学研究科においては、同年度に生物産業学専攻博士前期課程を生物産業学専攻、食品科学専攻及び産業経営学専攻の3つに改組するとともに、アクアバイオ学専攻を新設した。これらの設置によって、より高度な教育研究に対応できるようになり、受験生も増加した。
 〈4〉入学定員未充足であった食品科学科を、2010年4月に従来からの食品開発・加工分野に新たに香料・化粧品分野を加え、「フードサイエンスコース」と「コスメティックサイエンスコース」の2コースからなる「食品香粧学科」に改めたところ、志願者が急増した。

 

<2>改善すべき事項

 〈1〉農学部、生物産業学部を除く3学部では、前回の大幅な組織再編より14年が経過し、受験生の動向や卒業生に対する社会ニーズとのかい離が生じている可能性がある。大学院においても研究者養成のほか、高度専門職業人養成の観点での対応が十分とは言えない。
 〈2〉家畜診療所は、畜産学科および富士農場で飼育される畜産動物の健康管理、病気の予防と診察を行うとともに周囲市民が飼育する動物の診療・治療に当たることを目的とした。しかし、世田谷から農学部のある厚木キャンパスに移転してからは、実質学外への診療の道は閉ざされていて診療実績は無く、診療範囲は厚木キャンパスの畜産学科、バイオセラピー学科および富士農場の動物のみとなっている。

 

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